最低でも後から孔明でも正しい物の見方できるようにならないといかん。
世の中に株価情報というのは、大体先出予想解説をするタイプと後から孔明で結果が出た後の振り返りで株価動向を説明する2つのタイプで大別される。
しかし、様々な情報を見た時に、後から孔明の解説のくせに表面上の情報の単なるつまみ食いをしているだけで、真実にたどり着けていないがために、結局将来の投資シナリオについて何も有用なものを引き出せていないケースというのが世のメディアに出ている情報のほとんどとなっており、思考の深さが株価の判断をする上で致命的に駄目だなみたいに思う時がある。
今回はその例を直近で大きな減損を出したYoutube事務所であるカバーの決算から書いてみたいと思う。
下記参考ニュースの通り、直近でカバーは大きな減損損失を出していて、株価はやや厳しい動向となっているが、いわゆる大体表に出てくる情報は下記の通り、表にキレイに見える部分だけの解説がほとんどである。
【参考ニュース】
「ホロライブ」運営のカバー、メタバース事業撤退で30億円超減損……Vtuber事務所、成長の道はどこにあるのか
【カバーの株価動向】

しかし、個人的には上記のような表面的にきれいな理由は真実の株価低迷理由ではないと思っている。
そもそもカバーの現在のVtuber達の主力タレントは基本的にニコ生上がりの配信者達が多い。(これは知っている人は暗黙の了解になっている)
大昔のニコ生市場はなぜか金儲け自体が悪だと考えられていて、今のようなインターネット配信自体が金になる市場とは認知されていなかった。
しかし、配信に人が集まるのを見て、普通は人が集まるところは金になりやすいというところに目を付けて市場として動き始めたのが、Vtuber市場だと認識している。
Vtuber市場が拡大する中でカバーはニコ生上がり人気配信者をスカウトしていって、それをマネタイズしていったことが実は成長原動力であった。
しかし、この成長モデルの限界はニコ生上がりの人気配信者をスカウトしきってしまった時に到達してしまった。
おそらくこれにいち早く気付いたエニカラはVtuber養成スクールを立ち上げて、常に潜在的にタレント能力のある人を発掘できるようなシステム構築に動いたわけである。(それでも株価はあまり上がっていないが)
一方で、カバーはこれに気づくのが遅れたのか、スカウトモデルからの脱却が遅れ、違う方向にお金をかけたわけで、以前に上手く行った成長モデルからの脱却が遅れた。
こうしたことから、カバーは新規で稼働してマネタイズできるVtuber確保というのが滞った。
そしてここからさらに問題なのが、新規Vtuber確保が滞った時に上場企業という性格が足枷となった。
上場企業は常に利益成長を求められるわけなので、利益成長プレッシャーが常にかかるわけであるが、新規Vtuber確保ができていなければ、既存で確保済みのVtuberの一人当たり売上高を増やすしかない。
これが配信時間の長期化などに繋がったわけであるが、人間がストレッチできる限界というのが存在するわけなので、Vtuberの健康問題に発展し始め、これが最近のVtuber脱退問題につながり始めたのではないかと個人的には推察している。
(だから最近ホロライブの主力タレントが1ヵ月休暇を取ったりしている)
ここまで推察できれば、カバーの株価低迷の真の理由はマネタイズできるタレント確保プール(元ニコ生人気配信者)の枯渇と自力でのタレント発掘能力不足に端を発した構造的な問題であり、それが解決できるかどうかが今後の同社の株価動向にとって重要ファクターになると理解できるし、それを解決することは短期間ではどう考えても難しいことも理解でき、ここまで判断してようやく適正な株価バリュエーション評価をできるようになる。
このように真の理由にたどり着けないと、正確な株価評価ができなく、投資判断があやふやになってしまうので、意外と後から孔明で株価解説するというのも難易度が高いもんなんですよと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
世の中に株価情報というのは、大体先出予想解説をするタイプと後から孔明で結果が出た後の振り返りで株価動向を説明する2つのタイプで大別される。
しかし、様々な情報を見た時に、後から孔明の解説のくせに表面上の情報の単なるつまみ食いをしているだけで、真実にたどり着けていないがために、結局将来の投資シナリオについて何も有用なものを引き出せていないケースというのが世のメディアに出ている情報のほとんどとなっており、思考の深さが株価の判断をする上で致命的に駄目だなみたいに思う時がある。
今回はその例を直近で大きな減損を出したYoutube事務所であるカバーの決算から書いてみたいと思う。
下記参考ニュースの通り、直近でカバーは大きな減損損失を出していて、株価はやや厳しい動向となっているが、いわゆる大体表に出てくる情報は下記の通り、表にキレイに見える部分だけの解説がほとんどである。
【参考ニュース】
「ホロライブ」運営のカバー、メタバース事業撤退で30億円超減損……Vtuber事務所、成長の道はどこにあるのか
【カバーの株価動向】

しかし、個人的には上記のような表面的にきれいな理由は真実の株価低迷理由ではないと思っている。
そもそもカバーの現在のVtuber達の主力タレントは基本的にニコ生上がりの配信者達が多い。(これは知っている人は暗黙の了解になっている)
大昔のニコ生市場はなぜか金儲け自体が悪だと考えられていて、今のようなインターネット配信自体が金になる市場とは認知されていなかった。
しかし、配信に人が集まるのを見て、普通は人が集まるところは金になりやすいというところに目を付けて市場として動き始めたのが、Vtuber市場だと認識している。
Vtuber市場が拡大する中でカバーはニコ生上がり人気配信者をスカウトしていって、それをマネタイズしていったことが実は成長原動力であった。
しかし、この成長モデルの限界はニコ生上がりの人気配信者をスカウトしきってしまった時に到達してしまった。
おそらくこれにいち早く気付いたエニカラはVtuber養成スクールを立ち上げて、常に潜在的にタレント能力のある人を発掘できるようなシステム構築に動いたわけである。(それでも株価はあまり上がっていないが)
一方で、カバーはこれに気づくのが遅れたのか、スカウトモデルからの脱却が遅れ、違う方向にお金をかけたわけで、以前に上手く行った成長モデルからの脱却が遅れた。
こうしたことから、カバーは新規で稼働してマネタイズできるVtuber確保というのが滞った。
そしてここからさらに問題なのが、新規Vtuber確保が滞った時に上場企業という性格が足枷となった。
上場企業は常に利益成長を求められるわけなので、利益成長プレッシャーが常にかかるわけであるが、新規Vtuber確保ができていなければ、既存で確保済みのVtuberの一人当たり売上高を増やすしかない。
これが配信時間の長期化などに繋がったわけであるが、人間がストレッチできる限界というのが存在するわけなので、Vtuberの健康問題に発展し始め、これが最近のVtuber脱退問題につながり始めたのではないかと個人的には推察している。
(だから最近ホロライブの主力タレントが1ヵ月休暇を取ったりしている)
ここまで推察できれば、カバーの株価低迷の真の理由はマネタイズできるタレント確保プール(元ニコ生人気配信者)の枯渇と自力でのタレント発掘能力不足に端を発した構造的な問題であり、それが解決できるかどうかが今後の同社の株価動向にとって重要ファクターになると理解できるし、それを解決することは短期間ではどう考えても難しいことも理解でき、ここまで判断してようやく適正な株価バリュエーション評価をできるようになる。
このように真の理由にたどり着けないと、正確な株価評価ができなく、投資判断があやふやになってしまうので、意外と後から孔明で株価解説するというのも難易度が高いもんなんですよと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック










