金・銀暴落で460兆円超が数分で消失
いくらファンダメンタルズの追い風があるとしても、行き過ぎているのでは。
昨日のメイントピックはやはり貴金属価格動向で、ゴールド・シルバー・プラチナとまさに暴落という表現が似合う値動きとなった。
ゴールドはまだ下げ幅が10%ぐらいなのでまあまあという話だが、特にひどいのがシルバーで25%以上の下落となった。
【銀価格のチャート】

プラチナも20%近くの下落、パラジウムも17%近くの下落と厳しい値動きとなり、ゴールド・シルバーはまだ12月より上の価格帯水準だが、プラチナ・パラジウムは12月の価格水準にまで一気に押される形となった。
元々今回の貴金属価格の上昇は最初は中国政府をはじめ、様々な国が外貨準備高でドルではなくゴールドを選好して積み増ししていたという背景からスタートしていた。
基本的に政府外貨準備積み立てはレバレッジ取引ではなく現物取引的なものになるため、これによってロシアのウクライナ侵攻以降じわじわとゴールド価格が先行して上昇していた。
ここに途中から金銀レシオが歴史的に割安となっていることに加えて、シルバーの主戦場である米国にて利下げが再開されたということもあってシルバー価格は急上昇していった。
シルバーについては一定程度産業需要で需給が引き締まっている的な話があり、これまでずっと不人気でインフレ負けしてきたという背景もあることから、過去の不人気分を取り戻す形で上昇していったというのが当初の値動きであった。
こうしてゴールドとシルバーが変わりばんこで上昇していく中で、途中から急速に買い一辺倒になっていき、2025年は急速に貴金属価格高騰という値動きが発生していった。
こうした流れはわかるが、それでも個人的には途中からゴールドについては明らかに常軌を逸した動きだと感じるような速い上昇ペースであった。
少なくとも下記過去記事に照らし合わせてゴールド価格の現在の割高度を考えると、過去30年の中で最も割高だと感じざるを得ない状況である。
【過去参考記事】
価値判断基準の難しいゴールドの割高・割安を「多くの人が考える常識」から判断する
【ゴールドの長期チャートと3年移動平均線】

もちろんゴールドについては引き続き世界各国政府が外貨準備高で積み増ししていくという実需があるので、多分暴落するというよりはしばらくは上値が重い的な動きになるかなあと思うし、個人的にも大分安い値段で買ってそのままになっているゴールドポジションについては特段売るつもりは全くない程度の感覚を持っている。
しかしシルバーやプラチナ、特にシルバーについては上昇途中から先物証拠金が引き上げられる中、明らかに嘘っぱちの噂情報が流布される形で取引がETFやオプション市場で人気化していき、そして実際に代表的ETFであるSLVのオプション取引動向を見るとやりすぎだろというのが出来高や下記過去記事のような考え方から想像できると思う。
【過去参考記事】
株価が上にも下にも行き過ぎる現象をオプション市場から考察する
【SLVのオプション取引出来高】

一昔前のゲームストップ株のように、シルバーだと取引市場規模が少し大きめの米国株銘柄ぐらいなので、上記のように無理くり資金を入れると価格を吊り上げることは比較的容易であり、さすがにゴールド以外の貴金属熱狂はこの辺で一旦沈静化してすべきではないかと思っている。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
いくらファンダメンタルズの追い風があるとしても、行き過ぎているのでは。
昨日のメイントピックはやはり貴金属価格動向で、ゴールド・シルバー・プラチナとまさに暴落という表現が似合う値動きとなった。
ゴールドはまだ下げ幅が10%ぐらいなのでまあまあという話だが、特にひどいのがシルバーで25%以上の下落となった。
【銀価格のチャート】

プラチナも20%近くの下落、パラジウムも17%近くの下落と厳しい値動きとなり、ゴールド・シルバーはまだ12月より上の価格帯水準だが、プラチナ・パラジウムは12月の価格水準にまで一気に押される形となった。
元々今回の貴金属価格の上昇は最初は中国政府をはじめ、様々な国が外貨準備高でドルではなくゴールドを選好して積み増ししていたという背景からスタートしていた。
基本的に政府外貨準備積み立てはレバレッジ取引ではなく現物取引的なものになるため、これによってロシアのウクライナ侵攻以降じわじわとゴールド価格が先行して上昇していた。
ここに途中から金銀レシオが歴史的に割安となっていることに加えて、シルバーの主戦場である米国にて利下げが再開されたということもあってシルバー価格は急上昇していった。
シルバーについては一定程度産業需要で需給が引き締まっている的な話があり、これまでずっと不人気でインフレ負けしてきたという背景もあることから、過去の不人気分を取り戻す形で上昇していったというのが当初の値動きであった。
こうしてゴールドとシルバーが変わりばんこで上昇していく中で、途中から急速に買い一辺倒になっていき、2025年は急速に貴金属価格高騰という値動きが発生していった。
こうした流れはわかるが、それでも個人的には途中からゴールドについては明らかに常軌を逸した動きだと感じるような速い上昇ペースであった。
少なくとも下記過去記事に照らし合わせてゴールド価格の現在の割高度を考えると、過去30年の中で最も割高だと感じざるを得ない状況である。
【過去参考記事】
価値判断基準の難しいゴールドの割高・割安を「多くの人が考える常識」から判断する
【ゴールドの長期チャートと3年移動平均線】

もちろんゴールドについては引き続き世界各国政府が外貨準備高で積み増ししていくという実需があるので、多分暴落するというよりはしばらくは上値が重い的な動きになるかなあと思うし、個人的にも大分安い値段で買ってそのままになっているゴールドポジションについては特段売るつもりは全くない程度の感覚を持っている。
しかしシルバーやプラチナ、特にシルバーについては上昇途中から先物証拠金が引き上げられる中、明らかに嘘っぱちの噂情報が流布される形で取引がETFやオプション市場で人気化していき、そして実際に代表的ETFであるSLVのオプション取引動向を見るとやりすぎだろというのが出来高や下記過去記事のような考え方から想像できると思う。
【過去参考記事】
株価が上にも下にも行き過ぎる現象をオプション市場から考察する
【SLVのオプション取引出来高】

一昔前のゲームストップ株のように、シルバーだと取引市場規模が少し大きめの米国株銘柄ぐらいなので、上記のように無理くり資金を入れると価格を吊り上げることは比較的容易であり、さすがにゴールド以外の貴金属熱狂はこの辺で一旦沈静化してすべきではないかと思っている。
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