米国株式市場=主要3指数最高値、予想下回るCPI好感 好決算追い風
きちんと状況把握していないと怖くて売りたくなるよね。
金曜日はまさに米国株はフィーバー的な動きをして、2週間前の金曜日に米国の対中関税強化の予定示唆で大きく株価が下落したところを完璧に奪還しての米国株最高値更新という展開になった。
【S&P500のチャート】

金曜日はこれまで遅れていた米国CPIの発表であったが、まずこれが市場予想で総合・コアともに前年同月比3.1%上昇と予想されていたのが、結果としてはどちらも3.0%と市場予想を若干下回る数値となっており、関税影響はあるが全体としてインフレ率は概ね管理可能な範囲での動きになっており、まずこれが好感された。
その上、これまでずっと失望が続いていたインテルの決算についても、AIブームがあまりにも強いためにインテルにも発注を回さざるを得ないという展開になっていることや、以前のブログ記事でも書いた通りTSMC独占はビジネス上大きな問題があるということで米国メガテック勢がオールUSで支援するということが確実になっていてバランスシートも強化され、今後投資を拡大できる余地があるよねということを考えればネガティブ視する必要性はないよねという話がさらに株価上昇を強化する流れとなった。
でも色々本来米国株にマイナス材料の話もあったよね?例えば米中対立再燃懸念とか雇用の弱さから米国景気は全体としては弱まっているとかの話あったよね?というのを疑うとこの株価動向は矛盾しているように見えるが、市場はそう考えていないのである。
つまり総合的に考えれば米中貿易摩擦のマイナスはある一方で、それをはるがに凌駕するレベルでAIブームがすさまじいことに加えて、インフレ率はみんな関税率を考慮しない数値を考えていて、雇用が弱いので全体としては利下げが正当化されるということを背景に、全体としてはAI関連株を中心にプラスの影響の方が大きいよねということになる。
なので、よく米国株の予想をみんながしている中での議論となる項目について、実際に株価はこういうことを織り込んで動いていると考えられる。
米中対立再燃は米国株にとって致命的→中国側もぎりぎりの状態なので、そこまでにならない。
インフレ率3%なのに利下げはおかしい→関税率控除して考えればトレンドはインフレ緩和。
AIブームは限界に近付きつつある→インテルの決算で完全否定。
なぜ利下げするのか→インフレ率はぼちぼちで雇用が弱いから。
強い材料があると同時に、先行きについて懸念すべき話もあるので株価は上昇するという、下記過去記事のような一見矛盾する話があるが実際は株価が上昇するのに十分合理的な話があるからこそ上昇しているという考え方通りにまさに動いていると思う。
【過去参考記事】
先行き不安材料がなければ株式市場は上昇しないと思う理由
これらをきちんと把握していないと、なんとなく怖いから株はこの辺で売っておこうという判断になりがちだが、個人的には追加買いするかどうかは別として、持っている株を売る理由はインデックス投資であればほとんどないんじゃないかなあと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
きちんと状況把握していないと怖くて売りたくなるよね。
金曜日はまさに米国株はフィーバー的な動きをして、2週間前の金曜日に米国の対中関税強化の予定示唆で大きく株価が下落したところを完璧に奪還しての米国株最高値更新という展開になった。
【S&P500のチャート】

金曜日はこれまで遅れていた米国CPIの発表であったが、まずこれが市場予想で総合・コアともに前年同月比3.1%上昇と予想されていたのが、結果としてはどちらも3.0%と市場予想を若干下回る数値となっており、関税影響はあるが全体としてインフレ率は概ね管理可能な範囲での動きになっており、まずこれが好感された。
その上、これまでずっと失望が続いていたインテルの決算についても、AIブームがあまりにも強いためにインテルにも発注を回さざるを得ないという展開になっていることや、以前のブログ記事でも書いた通りTSMC独占はビジネス上大きな問題があるということで米国メガテック勢がオールUSで支援するということが確実になっていてバランスシートも強化され、今後投資を拡大できる余地があるよねということを考えればネガティブ視する必要性はないよねという話がさらに株価上昇を強化する流れとなった。
でも色々本来米国株にマイナス材料の話もあったよね?例えば米中対立再燃懸念とか雇用の弱さから米国景気は全体としては弱まっているとかの話あったよね?というのを疑うとこの株価動向は矛盾しているように見えるが、市場はそう考えていないのである。
つまり総合的に考えれば米中貿易摩擦のマイナスはある一方で、それをはるがに凌駕するレベルでAIブームがすさまじいことに加えて、インフレ率はみんな関税率を考慮しない数値を考えていて、雇用が弱いので全体としては利下げが正当化されるということを背景に、全体としてはAI関連株を中心にプラスの影響の方が大きいよねということになる。
なので、よく米国株の予想をみんながしている中での議論となる項目について、実際に株価はこういうことを織り込んで動いていると考えられる。
米中対立再燃は米国株にとって致命的→中国側もぎりぎりの状態なので、そこまでにならない。
インフレ率3%なのに利下げはおかしい→関税率控除して考えればトレンドはインフレ緩和。
AIブームは限界に近付きつつある→インテルの決算で完全否定。
なぜ利下げするのか→インフレ率はぼちぼちで雇用が弱いから。
強い材料があると同時に、先行きについて懸念すべき話もあるので株価は上昇するという、下記過去記事のような一見矛盾する話があるが実際は株価が上昇するのに十分合理的な話があるからこそ上昇しているという考え方通りにまさに動いていると思う。
【過去参考記事】
先行き不安材料がなければ株式市場は上昇しないと思う理由
これらをきちんと把握していないと、なんとなく怖いから株はこの辺で売っておこうという判断になりがちだが、個人的には追加買いするかどうかは別として、持っている株を売る理由はインデックス投資であればほとんどないんじゃないかなあと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック








