中国経済、8月は広範に減速-刺激策への期待高まる
色々動きを見るとそうとしか思えない。
中国については引き続き景況感は悪い一方で、株はまだ高い水準を維持しており、一部はハイテク企業のAIブーム期待というのがあるが、個人的にはどちらかというと財政拡張期待が大分醸成されているなと感じているので、それについてまとめていきたい。
まずここもとの中国の経済統計を見るとほとんど擁護できるポイントがないレベルで悪い。
実質GDP成長率はどうせ嘘っぱちなのでもはや誰も信用していないので除外すると、CPI・PPIはいずれもデフレが長期化継続していることを示し、発電量はほとんど伸びておらず、不動産販売もひたすら悪化が継続し、新規貸出状況は弱く、小売りも悪く、若者の失業状況もひどく、そして今後関税問題で米国との貿易金額は伸びない見込みで、悪いところを挙げていくとキリがないという状況である。
このように経済統計だけ見るとほぼ擁護できるポイントがないわけであるが、こういうとすぐに中国については崩壊うんぬんという人もいるが、ここまで状況が最悪であればこれは逆を言えば政治的には財政支出を出すしかないという圧力が働きやすいということを意味するわけで、最悪な状況というのは実は得てしてこういう対策的なものが出やすいというのは下記過去記事を読んでもらえれば理解しやすい考え方だと思う。
【過去参考記事】
なぜ株価は傍から見れば最悪な経済状況・タイミングで底打ちするのか
実際にその証拠はどこにあるかというと中国の超長期金利に表れていると思う。
【中国30年債金利のチャート】

中国であれだけデフレっているわけなので、実質金利だけ考えれば米国より高い状況であるわけだが、これだけ金利が超長期債金利が安いのであれば、逆にこれを使って中国政府は安い資金調達コストで資金を獲得できるわけなので、これだけ国内景気がどう考えてもこのままではよくならなそうというのが見えている中では超長期債発行して財政拡張を追加する可能性や期待は十分にあるだろうと思っている。
景況感がクソ悪い中で株高になっているのは、この財政拡張期待が多分に含まれているわけで、そうじゃないとどう考えてもこの株高は正当化できないと思う。
【CSI300のチャート】

ということで、あらゆる統計データ(嘘っぱちGDP除く)が中国景気の悪さを示唆する中で、もうこんなボロボロ経済データなら財政支出を追加で出すことは当然ですよねという期待感が生まれるのはまだ表立って報道はされていないが、当然に考えるべきシナリオの一つだろうと思う。
じゃあこれで中国株高は持続性があるかというと個人的にはそうは考えていない。
それは不動産バブルが崩壊する中で借金サイクルを考えればそう状況は簡単ではないと思っている。
なので、基本的に考えるべきことはこの中国政府の財政支出は無限に海外に流出していくことによって、他国のリスク資産価格をサポートする材料になるということだろう。
そのため、超長期金利を犠牲にしたのにほとんど国内経済には効かないので、中国は現時点で見えている材料ではひたすらに財政支出と金融緩和のループから脱出することはできず、他の国が恩恵を受けるターンというのが続くと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
色々動きを見るとそうとしか思えない。
中国については引き続き景況感は悪い一方で、株はまだ高い水準を維持しており、一部はハイテク企業のAIブーム期待というのがあるが、個人的にはどちらかというと財政拡張期待が大分醸成されているなと感じているので、それについてまとめていきたい。
まずここもとの中国の経済統計を見るとほとんど擁護できるポイントがないレベルで悪い。
実質GDP成長率はどうせ嘘っぱちなのでもはや誰も信用していないので除外すると、CPI・PPIはいずれもデフレが長期化継続していることを示し、発電量はほとんど伸びておらず、不動産販売もひたすら悪化が継続し、新規貸出状況は弱く、小売りも悪く、若者の失業状況もひどく、そして今後関税問題で米国との貿易金額は伸びない見込みで、悪いところを挙げていくとキリがないという状況である。
このように経済統計だけ見るとほぼ擁護できるポイントがないわけであるが、こういうとすぐに中国については崩壊うんぬんという人もいるが、ここまで状況が最悪であればこれは逆を言えば政治的には財政支出を出すしかないという圧力が働きやすいということを意味するわけで、最悪な状況というのは実は得てしてこういう対策的なものが出やすいというのは下記過去記事を読んでもらえれば理解しやすい考え方だと思う。
【過去参考記事】
なぜ株価は傍から見れば最悪な経済状況・タイミングで底打ちするのか
実際にその証拠はどこにあるかというと中国の超長期金利に表れていると思う。
【中国30年債金利のチャート】

中国であれだけデフレっているわけなので、実質金利だけ考えれば米国より高い状況であるわけだが、これだけ金利が超長期債金利が安いのであれば、逆にこれを使って中国政府は安い資金調達コストで資金を獲得できるわけなので、これだけ国内景気がどう考えてもこのままではよくならなそうというのが見えている中では超長期債発行して財政拡張を追加する可能性や期待は十分にあるだろうと思っている。
景況感がクソ悪い中で株高になっているのは、この財政拡張期待が多分に含まれているわけで、そうじゃないとどう考えてもこの株高は正当化できないと思う。
【CSI300のチャート】

ということで、あらゆる統計データ(嘘っぱちGDP除く)が中国景気の悪さを示唆する中で、もうこんなボロボロ経済データなら財政支出を追加で出すことは当然ですよねという期待感が生まれるのはまだ表立って報道はされていないが、当然に考えるべきシナリオの一つだろうと思う。
じゃあこれで中国株高は持続性があるかというと個人的にはそうは考えていない。
それは不動産バブルが崩壊する中で借金サイクルを考えればそう状況は簡単ではないと思っている。
なので、基本的に考えるべきことはこの中国政府の財政支出は無限に海外に流出していくことによって、他国のリスク資産価格をサポートする材料になるということだろう。
そのため、超長期金利を犠牲にしたのにほとんど国内経済には効かないので、中国は現時点で見えている材料ではひたすらに財政支出と金融緩和のループから脱出することはできず、他の国が恩恵を受けるターンというのが続くと思う。
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