【参考動画】
アメリカとの関税交渉から帰国 赤澤亮正 経済再生担当大臣が生出演! 【平・木原の地上波いらず】
実際に対峙した人の話は貴重。
相場のリスクオンに火をつけた日米通商交渉合意であったが、その裏側を確認できるのは誰かの回顧録待ちかなあと思っていたら、上記Youtube動画で赤沢大臣が出演し、話せる範囲での交渉の裏側を明かしてくれ、非常に貴重な情報なので、その中で特に個人的に意識した部分をピックアップしたい。
以下は動画を見た限りの個人的に注目に値する部分の抜粋である。
・日米通商交渉は2回目ぐらいまで日本は米国にとって特別な国であり、日本側は対米関税が非常に低くて、ここから撤廃しても大した数値にならないことから関税は引き下げないけど、米国側は引き下げてくれと交渉して先方が呆れたのか、なしのつぶて的な感じであった。
・3回目以降は搦め手で話を聞いてくれそうな米国政治家とコンタクトを取っていき、様々な前提条件と提案を交えながらできる提案を模索していき、徐々に米国側ともすり合わせができるようになってきた。
・赤沢大臣は期限ありきではなく、合意できるまで粘り強く、かつどこよりも短期間で回数を重ねて協議することを前提としていた。
・日米通商交渉において怒鳴り合いみたいなのはなく、双方比較的冷静に話が出来ていたと思われるし、トランプは赤沢大臣の話を途中で遮ることなく最後まで聞いていた。
・ただし、少しでもこちら側が黙ればトランプ側が一気に捲し立てる気配があり、とにかく精一杯できる範囲の提案をぶつけていった。
・別の国では交渉の最中にネタがつきて黙ったところでトランプに不利な条件をねじこまれてしまって、急にこれでディールだと言われて面食らったりしていた。
・過去の延長線上には正解はない交渉であり、過去はこうだったからこうしましょうという提案は全くトランプには刺さる感じではなかった。
このことから考えられるトランプ政権は巷で言われるほどクレイジーではないということである。
とにかく懇切丁寧にあきらめずに説明をし、先方にもメリットがあることを理路整然と説いていき、周りが納得できるような話を持っていけば、少なくともトランプはそれを無下にはせずに一旦話を聞くわけである。
しかし、最後の最後はトランプが「これでディールだ」と発言するまでは油断が出来ず、先方の気迫に気圧されれば当初米国事務方と合意していたものと全然違う内容でディールされたことになりかねず、政治的交渉というよりはビジネス的交渉に近いような雰囲気であったようである。
少なくともこの赤沢大臣のアフタートークから、トランプおよびその周りの閣僚はクレイジー過ぎてノリと雰囲気で政策を決定していると考えるのは間違いだし、軌道修正できないわけでもないことがわかったので、トランプファクターで株価が馬鹿崩れする可能性はほぼ払しょくされているのではないかと思う。
まあ、それでも時々市場がトランプリスクを思い出したかのようにボラティリティ高まったりすることもあるだろうが、そこは普通に押し目買いチャンス場面なので、引き続き相場に対しては強気スタンスで問題ないかなと思う。
こういうことを資金を投じている投資家が理解したからこそ、気づけばS&P500が最高値を更新しているのではないかと思っている。
【S&P500のチャート】

日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
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相場のリスクオンに火をつけた日米通商交渉合意であったが、その裏側を確認できるのは誰かの回顧録待ちかなあと思っていたら、上記Youtube動画で赤沢大臣が出演し、話せる範囲での交渉の裏側を明かしてくれ、非常に貴重な情報なので、その中で特に個人的に意識した部分をピックアップしたい。
以下は動画を見た限りの個人的に注目に値する部分の抜粋である。
・日米通商交渉は2回目ぐらいまで日本は米国にとって特別な国であり、日本側は対米関税が非常に低くて、ここから撤廃しても大した数値にならないことから関税は引き下げないけど、米国側は引き下げてくれと交渉して先方が呆れたのか、なしのつぶて的な感じであった。
・3回目以降は搦め手で話を聞いてくれそうな米国政治家とコンタクトを取っていき、様々な前提条件と提案を交えながらできる提案を模索していき、徐々に米国側ともすり合わせができるようになってきた。
・赤沢大臣は期限ありきではなく、合意できるまで粘り強く、かつどこよりも短期間で回数を重ねて協議することを前提としていた。
・日米通商交渉において怒鳴り合いみたいなのはなく、双方比較的冷静に話が出来ていたと思われるし、トランプは赤沢大臣の話を途中で遮ることなく最後まで聞いていた。
・ただし、少しでもこちら側が黙ればトランプ側が一気に捲し立てる気配があり、とにかく精一杯できる範囲の提案をぶつけていった。
・別の国では交渉の最中にネタがつきて黙ったところでトランプに不利な条件をねじこまれてしまって、急にこれでディールだと言われて面食らったりしていた。
・過去の延長線上には正解はない交渉であり、過去はこうだったからこうしましょうという提案は全くトランプには刺さる感じではなかった。
このことから考えられるトランプ政権は巷で言われるほどクレイジーではないということである。
とにかく懇切丁寧にあきらめずに説明をし、先方にもメリットがあることを理路整然と説いていき、周りが納得できるような話を持っていけば、少なくともトランプはそれを無下にはせずに一旦話を聞くわけである。
しかし、最後の最後はトランプが「これでディールだ」と発言するまでは油断が出来ず、先方の気迫に気圧されれば当初米国事務方と合意していたものと全然違う内容でディールされたことになりかねず、政治的交渉というよりはビジネス的交渉に近いような雰囲気であったようである。
少なくともこの赤沢大臣のアフタートークから、トランプおよびその周りの閣僚はクレイジー過ぎてノリと雰囲気で政策を決定していると考えるのは間違いだし、軌道修正できないわけでもないことがわかったので、トランプファクターで株価が馬鹿崩れする可能性はほぼ払しょくされているのではないかと思う。
まあ、それでも時々市場がトランプリスクを思い出したかのようにボラティリティ高まったりすることもあるだろうが、そこは普通に押し目買いチャンス場面なので、引き続き相場に対しては強気スタンスで問題ないかなと思う。
こういうことを資金を投じている投資家が理解したからこそ、気づけばS&P500が最高値を更新しているのではないかと思っている。
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