【参考書籍】
会社四季報 2025年1集 新春号
すぐにときめける銘柄はなさそうだけど・・・
新しい四季報が発売されてばーっと全部の銘柄を今回も見て回ったので、見た感じの感想を書いていきたい。
2023年の会社四季報とかは見ていてあれも買いだしこれも買いだしみたいなバーゲンセール的な感じであったことは過去のブログ記事を見てもらえればわかる話だが、今回の四季報を見ているとそこまでのときめきを感じることができなくなってきた。
ときめきを感じられなくなった理由としては、ぶわぁーっと上がってきた銘柄に対して上がりすぎという評価が下されたり(半導体製造装置関係など)、ファンダメンタルズがあまりよくなかったり(自動車関連など)というのもあるし、PBR1倍対策で配当性向引き上げられる銘柄はあらかた引き上げ終わったかなという感触があり、市場に対していますぐ大幅アウトパフォームするなと思う銘柄が見つけづらくなったなと感じた。
きちんとした材料のある銘柄はそれこそかなり高騰していて、すごく触りづらい感じになっていて、割安になっているのは逆にそれなりにマイナス材料のある銘柄しか残っていないみたいな感じである。
また、変に奇をてらったような銘柄は普通に業績が悪く、株価も余裕の爆落しているという感じで、これまでイナゴタワーを築いた銘柄もほとんどが滑落していることからも、一旦イナゴ的な投資も鳴りを潜めたという感じがある。
じゃあここから日本株はもうだめかと言うと個人的にはそうは思わない。
PERは明らかに米国株と比べて割安であり、立ち位置的があまり変わらない米国バリュー株と比べれば配当利回り-無リスク金利も非常に厚いしPERも安い。
つまり粒々でみると結構投資ハードルは高いが、グローバルに見た時と米国株の比較をしていくと、大型株全体として投資妙味はあるでしょという結論になる。
逆に言えば米国バリュー株なんて大半は投資価値なくて、米国バリュー株に投資するなら日本大型株投資するわぐらいの割り切りでも良いように思う。
以上を考慮した時に2025年の日本株というのは突飛なテーマを狙うのではなく、大型株で粛々とEPS上昇しそうなところを順当に買うのが無難だし、最悪TOPIXとか高配当株ETF買えばええでしょという感覚を持っている。
日経平均を見ると4万円に腐ったコールオプションの壁が2024年前半頃に生じていたが、もうそれから半年以上経っているわけで、休養は十分だろうと思うので今年は最高値を更新していく相場を期待していきたい。
【日経平均のチャート】
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
会社四季報 2025年1集 新春号
すぐにときめける銘柄はなさそうだけど・・・
新しい四季報が発売されてばーっと全部の銘柄を今回も見て回ったので、見た感じの感想を書いていきたい。
2023年の会社四季報とかは見ていてあれも買いだしこれも買いだしみたいなバーゲンセール的な感じであったことは過去のブログ記事を見てもらえればわかる話だが、今回の四季報を見ているとそこまでのときめきを感じることができなくなってきた。
ときめきを感じられなくなった理由としては、ぶわぁーっと上がってきた銘柄に対して上がりすぎという評価が下されたり(半導体製造装置関係など)、ファンダメンタルズがあまりよくなかったり(自動車関連など)というのもあるし、PBR1倍対策で配当性向引き上げられる銘柄はあらかた引き上げ終わったかなという感触があり、市場に対していますぐ大幅アウトパフォームするなと思う銘柄が見つけづらくなったなと感じた。
きちんとした材料のある銘柄はそれこそかなり高騰していて、すごく触りづらい感じになっていて、割安になっているのは逆にそれなりにマイナス材料のある銘柄しか残っていないみたいな感じである。
また、変に奇をてらったような銘柄は普通に業績が悪く、株価も余裕の爆落しているという感じで、これまでイナゴタワーを築いた銘柄もほとんどが滑落していることからも、一旦イナゴ的な投資も鳴りを潜めたという感じがある。
じゃあここから日本株はもうだめかと言うと個人的にはそうは思わない。
PERは明らかに米国株と比べて割安であり、立ち位置的があまり変わらない米国バリュー株と比べれば配当利回り-無リスク金利も非常に厚いしPERも安い。
つまり粒々でみると結構投資ハードルは高いが、グローバルに見た時と米国株の比較をしていくと、大型株全体として投資妙味はあるでしょという結論になる。
逆に言えば米国バリュー株なんて大半は投資価値なくて、米国バリュー株に投資するなら日本大型株投資するわぐらいの割り切りでも良いように思う。
以上を考慮した時に2025年の日本株というのは突飛なテーマを狙うのではなく、大型株で粛々とEPS上昇しそうなところを順当に買うのが無難だし、最悪TOPIXとか高配当株ETF買えばええでしょという感覚を持っている。
日経平均を見ると4万円に腐ったコールオプションの壁が2024年前半頃に生じていたが、もうそれから半年以上経っているわけで、休養は十分だろうと思うので今年は最高値を更新していく相場を期待していきたい。
【日経平均のチャート】
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