米SF連銀総裁、労働市場のリスクを警告-変曲点に近づいている
さすがにやばいと思い始めた雰囲気。
以前に当ブログではアメリカ各州の失業率動向を見ると、既にカリフォルニア州は他州と比べて、既に相当程度失業率は上昇していて労働市場の緩み方は明らかに段違いで違うわけで、本来はサンフランシスコ連銀のデイリー総裁からハト派的な発言が出るはずなのだが、今の時点でハト派的発言が出ていないのはその無能がゆえなのかという記事を書いてきた。
【過去参考記事】
しかし、記事冒頭のブルームバーグ記事を見ると、さすがにそうは言っても誰の目から見ても明らかなカリフォルニア州の労働需給緩和の様相や企業へのヒアリングなどを通じてそろそろ危ないレベルに近づいてきているのではないかということに気づいてきたようである。
記事内では、未だに労働市場は緩やかな調整に留まっており、失業率は小幅にしか上昇しておらず、引き続きインフレ率には警戒が必要だとしつつも、インフレだけがリスクではなく、本格的な雇用調整が始まれば失業率上昇は明らかであるため、労働市場にも目を配るべきだとし、インフレが急激に鈍化したり労働市場が予想以上に減速した場合にはすぐにでも利下げできるようにすべきだと発言した。
これこそが、債券市場が待っていた言葉だろうと思う。
口では表面上は他の連銀総裁と同様にインフレ警戒を続けるべきと言っているが、その実情はカリフォルニア州だけを見れば、インフレ率さえ許せばすぐにでも利下げしたいというニュアンスが非常に強い内容であり、個人的な目線ではもうハト派もいいところみたいに見える。
どっかの中小都市レベルの連銀総裁のように再利上げも辞さないみたいな、そりゃお前のところだけ見ればそうだろというようなところに異様に債券市場は反応してきたわけであるが、さすがにカリフォルニア州レベルで労働市場の方向性の明らかな悪化が生じていて、それが無能な連銀総裁レベルでもはっきりわかる程度まで進んできたということを如実に表している記事ではないかと思う。
実際に昨日の米金利は結局小さいレンジ内に留まりつつも、どちらかというと上昇するよりも低下になりそうみたいな雰囲気が強く、特段指標が出ていない中で月曜日は米国債金利が低下したことを考えると、このデイリー総裁の発言に反応したように思う。
【米国10年債金利のチャート】

ただし、カリフォルニア州だけで全米労働市場を語ることは無理があるわけなので、苦渋の判断をしながらデイリー総裁は発言をしているように見える。
そのため、他の連銀理事と相当程度の発言意向の乖離が出るので、おそらくデイリー総裁の発言だけでは、なかなか本格的な債券投資家のスタンス変更は難しそうに思われる。
カリフォルニア州の次になんとなく失業率や雇用の雰囲気が悪いのはニューヨーク州であり、ニューヨーク連銀理事のウィリアムズ総裁のスタンス変更が次には来るはずで、ここまで来ればおそらく債券買いが本格的に進み始めるだろうと思われるので、それまでは市場は我慢を強いられるだろうと思われるし、これに反する値動きについては安易に飛びつかないように気を付けるべきだろうと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
さすがにやばいと思い始めた雰囲気。
以前に当ブログではアメリカ各州の失業率動向を見ると、既にカリフォルニア州は他州と比べて、既に相当程度失業率は上昇していて労働市場の緩み方は明らかに段違いで違うわけで、本来はサンフランシスコ連銀のデイリー総裁からハト派的な発言が出るはずなのだが、今の時点でハト派的発言が出ていないのはその無能がゆえなのかという記事を書いてきた。
【過去参考記事】
無能デイリー総裁は判断を2度間違えるか?
しかし、記事冒頭のブルームバーグ記事を見ると、さすがにそうは言っても誰の目から見ても明らかなカリフォルニア州の労働需給緩和の様相や企業へのヒアリングなどを通じてそろそろ危ないレベルに近づいてきているのではないかということに気づいてきたようである。
記事内では、未だに労働市場は緩やかな調整に留まっており、失業率は小幅にしか上昇しておらず、引き続きインフレ率には警戒が必要だとしつつも、インフレだけがリスクではなく、本格的な雇用調整が始まれば失業率上昇は明らかであるため、労働市場にも目を配るべきだとし、インフレが急激に鈍化したり労働市場が予想以上に減速した場合にはすぐにでも利下げできるようにすべきだと発言した。
これこそが、債券市場が待っていた言葉だろうと思う。
口では表面上は他の連銀総裁と同様にインフレ警戒を続けるべきと言っているが、その実情はカリフォルニア州だけを見れば、インフレ率さえ許せばすぐにでも利下げしたいというニュアンスが非常に強い内容であり、個人的な目線ではもうハト派もいいところみたいに見える。
どっかの中小都市レベルの連銀総裁のように再利上げも辞さないみたいな、そりゃお前のところだけ見ればそうだろというようなところに異様に債券市場は反応してきたわけであるが、さすがにカリフォルニア州レベルで労働市場の方向性の明らかな悪化が生じていて、それが無能な連銀総裁レベルでもはっきりわかる程度まで進んできたということを如実に表している記事ではないかと思う。
実際に昨日の米金利は結局小さいレンジ内に留まりつつも、どちらかというと上昇するよりも低下になりそうみたいな雰囲気が強く、特段指標が出ていない中で月曜日は米国債金利が低下したことを考えると、このデイリー総裁の発言に反応したように思う。
【米国10年債金利のチャート】

ただし、カリフォルニア州だけで全米労働市場を語ることは無理があるわけなので、苦渋の判断をしながらデイリー総裁は発言をしているように見える。
そのため、他の連銀理事と相当程度の発言意向の乖離が出るので、おそらくデイリー総裁の発言だけでは、なかなか本格的な債券投資家のスタンス変更は難しそうに思われる。
カリフォルニア州の次になんとなく失業率や雇用の雰囲気が悪いのはニューヨーク州であり、ニューヨーク連銀理事のウィリアムズ総裁のスタンス変更が次には来るはずで、ここまで来ればおそらく債券買いが本格的に進み始めるだろうと思われるので、それまでは市場は我慢を強いられるだろうと思われるし、これに反する値動きについては安易に飛びつかないように気を付けるべきだろうと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック










