⚡JUST IN#China June official #PMI
— CN Wire (@Sino_Market) June 30, 2024
Manufacturing PMI 49.5 [Est.49.5 Prev.49.5]
Non-Manufacturing PMI 50.5 [Est.51.0 Prev.51.1]
Composite PMI 50.5 [Prev.51.0]#manufacturing #EconTwitter 🇨🇳
Thread 1/n pic.twitter.com/0xZV9p1yJr
どうするよこれ?
中国の統計というのは日曜日に発表されるものがあったりするわけだが、その中で中国国家統計局が集計している製造業PMI・サービスPMIがある。
今回この最新の数値が出たので、それをまとめていきたい。
結果については上記ツイートの内容を見ていただければわかるが最悪極まりないもので、政策当局にとっては悪夢といってよい中身だろうと思われる。
まず製造業PMIについては2ヵ月連続で50を割れている上に、前月から一切改善していない。
これが意味することは過去記事にも掲載したが、中国の景気刺激策というのが生産・サプライサイド中心でとにかくモノをたくさん作らせまくるという旧来の手法を使っているが、これが限界を迎え空振りに終わったことを意味する。
【過去参考記事】
中国の製造業PMIの予想外の低下が意味すること
過去には中国からの輸出成長と不動産市場の規模拡大で全てを正当化できていたが、不動産バブルは崩壊し、輸出はデリスキングで欧米が中国依存度を下げていることもあり増えていないために、単に政府の金を使って在庫を積み上げたにすぎない状態になってしまった。
この状態は過去記事にも書いたので、それほど新味のある話ではないわけであるが、追加の悪材料としてサービスPMIが危険な推移をしていることである。
サービスPMIは50.5と2023年11月の最悪だった時期に近づいている上に、50を割れる一歩手前まで悪化している。
これまでなんとか中国経済について投資することを正当化している論理の中にはモノの製造はともかくとしてサービスの消費が活発なのでOKという中国経済の構造を考えたら非常にくだらないアイデアをセルサイドのプレイヤーは振りまいていたわけだが、これさえ中国の構造的問題から来る景気低迷と政府の補助金政策の空振りによって再度の悪化が見え始めたわけである。
結局今回のPMIは自然体で中国景気は低迷方向に向かっており、これまで一時的に政府の補正予算によって支えられていたのが政府の補正予算が切れると同時に即座に再度悪化傾向に向かっていることを意味している。
つまり、新しい政府の補正追加予算がなければこのまま中国景気はコーナーに追い込まれることが今回の統計でわかったのである。
なので、冒頭で説明した通り、今回のPMI統計については政策当局にとっては悪夢以外の何物でもない代物となってしまった。
投資家はここからは中国政府が補正予算を決めるまでは非常に中国株・香港株投資は厳しい状態が続くだろう。
少なくともPMIが去年の最悪時期のレベルにまで落ちていることを考えれば、にわか景気回復期待で上昇した中国株・香港株指数は全戻しする可能性が極めて高いだろう。
【香港ハンセン指数のチャート】

もし補正予算が出てこなかった場合は年末に向かって中国経済は地獄になることはほぼ確定的で、どの時点で習近平が耐えきれなくなって補正予算を追加させるかが、市場を見極めるキーポイントになるだろう。
いや、実際は追加補正予算が出たとしてもどうせ少額なので、結局それだけでは景気回復できないほど構造的な問題が中国経済には山盛りなわけで、その辺の考え方は下記記事を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
中国経済の低成長を招いた原因と再成長に必要な要素についての考察
中国不動産バブルの発生・崩壊した原因のおさらいと今後どのように後始末が行われるかの考察
これから中国が長いデフレに苦しむ理由
独裁国家の経済成長はなぜ止まるのか?
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