「頭と尻尾はくれてやれ」を効果的に実践する方法
結果的にそうなるんだけど、それを前提にして取り組んで成果が出る程相場は甘くない。
当方の投資スタイルというのは事前にあらゆる情報を総合的に勘案して投資を実施するスタイルで、実際にエントリーするまでにファンダメンタルズ・テクニカル・需給などあらゆる面をチェックしてエントリーし、さらに値動きを見ながら自分の推論が合っているかどうかをチェックするという非常に手間暇かかる手法を取っている。
実際に買ったり売ったりというのは料理でいうと実際にレシピを見て料理を実行するのと同じで、そのレシピ作りに丹念に時間をかけている。
そのように時間をかけて戦略を練っても、底値を買うのは緊張するし、天井を売るのも本当にそれで合っているのか疑問を持ちながら実行するぐらい難易度は高い。
底値を買う時は皆が投げ売っている時に買い向かうので予想外に底値抜かれる可能性だってあるし、天井を売る時はさらにそこから価格がフレアされて大きく取り逃すのではないかという心配をしながらの実施である。
間違えれば即座に損切りにだって追い込まれ、損失を被るわけである。
そういった苦しみを通してしか投資では大きな利益は得られないわけで、多くの底値買いを狙っている人達は同様に苦しみもがきながらタイミングを見計らっているわけである。
なのに、2022年後半~2023年前半の底どころか2023年後半の押し目さえまともに買えなかったようなやつが「頭としっぽはくれてやれ」と言うのは、相場に対するリスペクトが全く足りておらず、市場を舐めているとしか思えない。
しっぽどころか胴体まるごと取り逃してるのに、そんな暢気なセリフが出てくる時点でまともに投資を苦悩しながら本当に実施しているのか疑わしいとしか言いようがない。
大抵こういう時の「頭としっぽはくれてやれ」というセリフは自分が相場に乗れていないことを自己正当化するための方便であり、自分はこの相場に全く乗れていませんと吐露しているも同然である。
また同様に「相場の動く方向についていく」とこのタイミングで言っている人も、個人的には何言ってんだこいつと思う。
もうほとんど「自分は今何も考えていないので目の前の株価の値動きに釣られる人です」と言っているも同然だ。
相場の先行きについてわからないなら「わからない」と素直に認めて強がるべきではなく、自分は全ての相場の値動きを取れるという勘違いはすべきではないだろう。
相場の動きについていけばいいと開き直っている時点で、既にその人の思考の優位性はほとんどない。
というわけで、こういう相場格言で自分を正当化することは、相場に取り組んでいる人に対するリスペクトが足りず、自分の相場取り組みが本当に他の市場参加者と比べて優位性があるのかどうかを検証する作業をさぼる大罪だと言えるだろう。
相場の格言は後から見ればそうなっちゃうのでしゃあないぐらいの話であり、最初から妥協する形で相場に取り組むぐらいだったら、普通にインデックス積み立て投資をやる方が1兆倍ましだろう。
少なくとも、最初から妥協して相場に取り組むような姿勢の人が、毎日真剣に色んな情報リサーチして底値買い・天井売りを決めてやろうと命を削っている人に対して勝つことはないだろう。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
結果的にそうなるんだけど、それを前提にして取り組んで成果が出る程相場は甘くない。
当方の投資スタイルというのは事前にあらゆる情報を総合的に勘案して投資を実施するスタイルで、実際にエントリーするまでにファンダメンタルズ・テクニカル・需給などあらゆる面をチェックしてエントリーし、さらに値動きを見ながら自分の推論が合っているかどうかをチェックするという非常に手間暇かかる手法を取っている。
実際に買ったり売ったりというのは料理でいうと実際にレシピを見て料理を実行するのと同じで、そのレシピ作りに丹念に時間をかけている。
そのように時間をかけて戦略を練っても、底値を買うのは緊張するし、天井を売るのも本当にそれで合っているのか疑問を持ちながら実行するぐらい難易度は高い。
底値を買う時は皆が投げ売っている時に買い向かうので予想外に底値抜かれる可能性だってあるし、天井を売る時はさらにそこから価格がフレアされて大きく取り逃すのではないかという心配をしながらの実施である。
間違えれば即座に損切りにだって追い込まれ、損失を被るわけである。
そういった苦しみを通してしか投資では大きな利益は得られないわけで、多くの底値買いを狙っている人達は同様に苦しみもがきながらタイミングを見計らっているわけである。
なのに、2022年後半~2023年前半の底どころか2023年後半の押し目さえまともに買えなかったようなやつが「頭としっぽはくれてやれ」と言うのは、相場に対するリスペクトが全く足りておらず、市場を舐めているとしか思えない。
しっぽどころか胴体まるごと取り逃してるのに、そんな暢気なセリフが出てくる時点でまともに投資を苦悩しながら本当に実施しているのか疑わしいとしか言いようがない。
大抵こういう時の「頭としっぽはくれてやれ」というセリフは自分が相場に乗れていないことを自己正当化するための方便であり、自分はこの相場に全く乗れていませんと吐露しているも同然である。
また同様に「相場の動く方向についていく」とこのタイミングで言っている人も、個人的には何言ってんだこいつと思う。
もうほとんど「自分は今何も考えていないので目の前の株価の値動きに釣られる人です」と言っているも同然だ。
相場の先行きについてわからないなら「わからない」と素直に認めて強がるべきではなく、自分は全ての相場の値動きを取れるという勘違いはすべきではないだろう。
相場の動きについていけばいいと開き直っている時点で、既にその人の思考の優位性はほとんどない。
というわけで、こういう相場格言で自分を正当化することは、相場に取り組んでいる人に対するリスペクトが足りず、自分の相場取り組みが本当に他の市場参加者と比べて優位性があるのかどうかを検証する作業をさぼる大罪だと言えるだろう。
相場の格言は後から見ればそうなっちゃうのでしゃあないぐらいの話であり、最初から妥協する形で相場に取り組むぐらいだったら、普通にインデックス積み立て投資をやる方が1兆倍ましだろう。
少なくとも、最初から妥協して相場に取り組むような姿勢の人が、毎日真剣に色んな情報リサーチして底値買い・天井売りを決めてやろうと命を削っている人に対して勝つことはないだろう。
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