米レバレッジドローンの需要が堅調、世界経済の底堅さが追い風
因果関係が逆。
上記ブルームバーグニュースでは、米国レバレッジドローンの需要について、世界経済の底堅さを受けて堅調に推移していると言及されている。
レバレッジドローンとは、いわゆる担保付の変動金利貸出で、変動金利+300~500bpsなどの比較的高金利で融資しているものが流動化しているものと認識してもらえればよい。
この堅調さはレバレッジドローンETFであるBKLNの下記チャートを見てもらえればわかると思う。
(分配落ち後かつ分配金利回りが9%なので、横ばいであれば概ね堅調と見做せる)
【BKLNのチャート】

しかし、当ブログの読者であれば既にお気づきの話ではないかと思うが、このレバレッジドローンについてはそもそも主要プレーヤーがSVBが破綻して1~2ヵ月後ぐらいに派手に始めたビジネスであった。
それはSVBの破綻から始まった米国地銀の資産バーゲンセールスと融資絞り込みによって、本来普通にリファイナンスできれば潰れないような企業でさえ金融機関からの融資が断られたために宙に浮いてしまった資産と融資について、プレイべークレジットプレーヤーが絶好の投資機会としてあらゆるところから資金をかき集めて、現在世界中で絶賛営業中なのである。
【過去参考記事】
そして、ここから発生した融資資金が米国の金融機関の融資態度厳格化の穴を埋める形で資金需要を満たしているのである。
なので、上記ブルームバーグ記事では米レバレッジドローンは世界経済の底堅さによって需要が堅調という風に読めるが、実態は世界経済の底堅さはレバレッジドローンの需要から生まれているのである。
なので因果関係が逆であり、金融が主・経済が従の関係なのである。
そもそも世界経済崩落で金融メルトダウンが本当に近いのであれば、SVB破綻で一番やばい時に資金なんて突っ込まないわけで、今高利回りローン関連に金を突っ込んでいるプレーヤーはそんなこと考えていないわけである。
さらに投資しているプレーヤーも生保やSWFなどの資金の足が長いプレーヤーであり、ちょっと市場が動揺したところですぐに資金を抜くタイプのプレーヤーでもない。
そういった意味で、このレバレッジドローン参加者は多少世界経済が揺らごうがしったこっちゃないという態度である。
なので、このニュースを見た時に、ツイッターではいくつかのアカウントがここが崩れると危ないというつぶやきをしているが、因果関係が逆であるわけで、現状レバレッジドローンが崩れて世界経済が危なくなると考えるのはちょっと違うよなあと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
因果関係が逆。
上記ブルームバーグニュースでは、米国レバレッジドローンの需要について、世界経済の底堅さを受けて堅調に推移していると言及されている。
レバレッジドローンとは、いわゆる担保付の変動金利貸出で、変動金利+300~500bpsなどの比較的高金利で融資しているものが流動化しているものと認識してもらえればよい。
この堅調さはレバレッジドローンETFであるBKLNの下記チャートを見てもらえればわかると思う。
(分配落ち後かつ分配金利回りが9%なので、横ばいであれば概ね堅調と見做せる)
【BKLNのチャート】

しかし、当ブログの読者であれば既にお気づきの話ではないかと思うが、このレバレッジドローンについてはそもそも主要プレーヤーがSVBが破綻して1~2ヵ月後ぐらいに派手に始めたビジネスであった。
それはSVBの破綻から始まった米国地銀の資産バーゲンセールスと融資絞り込みによって、本来普通にリファイナンスできれば潰れないような企業でさえ金融機関からの融資が断られたために宙に浮いてしまった資産と融資について、プレイべークレジットプレーヤーが絶好の投資機会としてあらゆるところから資金をかき集めて、現在世界中で絶賛営業中なのである。
【過去参考記事】
巨人ブラックロックが動き、プライベートクレジットバブルに火がつく
SVB破綻して1~2ヵ月のところなんて、市場参加者の大半が米国利上げが進む中でいよいよ金融メルトダウンかと言ったところで、プライベートクレジットプレーヤーと金主はド根性決めて投資を決め込んでいるのである。そして、ここから発生した融資資金が米国の金融機関の融資態度厳格化の穴を埋める形で資金需要を満たしているのである。
なので、上記ブルームバーグ記事では米レバレッジドローンは世界経済の底堅さによって需要が堅調という風に読めるが、実態は世界経済の底堅さはレバレッジドローンの需要から生まれているのである。
なので因果関係が逆であり、金融が主・経済が従の関係なのである。
そもそも世界経済崩落で金融メルトダウンが本当に近いのであれば、SVB破綻で一番やばい時に資金なんて突っ込まないわけで、今高利回りローン関連に金を突っ込んでいるプレーヤーはそんなこと考えていないわけである。
さらに投資しているプレーヤーも生保やSWFなどの資金の足が長いプレーヤーであり、ちょっと市場が動揺したところですぐに資金を抜くタイプのプレーヤーでもない。
そういった意味で、このレバレッジドローン参加者は多少世界経済が揺らごうがしったこっちゃないという態度である。
なので、このニュースを見た時に、ツイッターではいくつかのアカウントがここが崩れると危ないというつぶやきをしているが、因果関係が逆であるわけで、現状レバレッジドローンが崩れて世界経済が危なくなると考えるのはちょっと違うよなあと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック







