今回は完全雑談的なやつです。
足下で様々な投資理論みたいなのを見るが、総じて相場がやや軟調になると多くの投資評論家の意見は非常に悲観的に傾く。
特に一見小難しくそれっぽい材料を少し歴史と混ぜて悲観的に語ると、まるでそれっぽい投資判断に見えて、素人から見るとこれだけ詳しく語っているんだからこれは確実に当たっているだろうと信じて投資を控えたりしたくなるストーリーを語る人が続々と出現するが、実際はもっと知識のある人から見るとまるで穴だらけのとんでも理論だったりするので、今回はファンダメンタルズをゼロから勉強していき、実際に投資に役立つようになるまでに起こるプロセスを書いていこうと思う。
なお、初めからものすごく頭良くて全てをすっ飛ばして理解して稼ぐ人や、そもそもファンダメンタルズ分析かなぐりすてて需給だけでライドする天性の才を持っている人はこの限りではないとだけ先に書いておく。
大体最初に投資に参入する人の姿勢は2パターンである。
最初からギャンブル中毒的にリスクガン無視でポジションを取る人と、びくびくしながら少額から投資を始める人のどちらかである。
ただいずれも、天性の才を持っていなければ、投資知識の薄さからどこかのタイミングで持っていたポジションが盛大に逆をつかれて損をする。
これはほとんどの人にとって避けては通れない道である。
まずこの段階でこれに対して反省するかしないかというので分かれる。
一番タチが悪いのは反省しないギャンブル中毒者で、最終的に退場するまで永遠に損するタイプだ。
また、そもそも最初から時間なくて当てるのは無理だと考え、積み立て投資に路線変更するという人もいる。
最初から投資に人生かけるとかでなければ、積み立て投資オンリーにシフトすることは非常に理に適っているだろう。
ただし、もう一段上の投資家を目指したいという人は、この時点で反省し、ファンダメンタルズ分析の勉強をもっとできなければと思うわけであり、ここから勉強を始める。
しかし中途半端にファンダメンタルズを勉強すると、いかにこの投資の世界というのは不安定かというのを知る。
さらに暴落もいつするかというのは読めないと感じるようになる。
先行きリスクというのはこんなに存在するのだと知ってしまう。
そのために、中途半端に勉強すると、逆にどんな局面においてもリスクが気になって、ついつい暴落論に傾倒してしまったり、いかに世界が不安定化を力説する評論家に陥りやすい。
昨今の投資系Youtube動画でも、やたら経済への知識がある割には最終的な結論は評論家かつ暴落論者で、なんのクソの役にも立たない・場合によっては有害にさえなる意見を振りかざす人が見受けられ、多くの素人個人投資家も言っていることは頭がよさそうだと思い、参考にしたりするが結局機会損失を受ける形で、相場が棒上げするのを指を咥えてみているだけになる。
ただし、これは普通の人から見れば正常なプロセスである。
なぜなら分析する上で、現在の経済統計だけ見ていることによって、判断を間違えるのである。
テクニカル分析論者と同じだが、世界を数字やチャートの形だけでしか語れないといういかにも器量の小さい考えに固執してしまうのである。
この考えから脱却できるかどうかというのが、次のプロセスになるが、そこにたどり着くまでには人によっては速かったりするが、大抵の人はかなり長い勉強時間を要する。
最終的には現在見えている経済統計や政治事情から、次にどのようなアクションが起こるかを予想できるようになって、はじめてきちんと理論だった稼げる投資ができるようになる。
ここにたどり着けるようになれば、ようやく投資判断が当たるか外れるかは別として、なぜ当たったのか・なぜ外れたのかがクリアに見えるようになり、投資判断の正確性も高まっていく。
外した場合でも損切り判断が速くなったり、中長期的に見れば上昇する資産をきちんとキャッチできることもあり、ダウンサイドの傷も浅くなる。
なのでセンスがある人以外は、ファンダメンタルズ分析でもかなり積み重ねが必要になるということは常に頭に入れておいてほしいと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
足下で様々な投資理論みたいなのを見るが、総じて相場がやや軟調になると多くの投資評論家の意見は非常に悲観的に傾く。
特に一見小難しくそれっぽい材料を少し歴史と混ぜて悲観的に語ると、まるでそれっぽい投資判断に見えて、素人から見るとこれだけ詳しく語っているんだからこれは確実に当たっているだろうと信じて投資を控えたりしたくなるストーリーを語る人が続々と出現するが、実際はもっと知識のある人から見るとまるで穴だらけのとんでも理論だったりするので、今回はファンダメンタルズをゼロから勉強していき、実際に投資に役立つようになるまでに起こるプロセスを書いていこうと思う。
なお、初めからものすごく頭良くて全てをすっ飛ばして理解して稼ぐ人や、そもそもファンダメンタルズ分析かなぐりすてて需給だけでライドする天性の才を持っている人はこの限りではないとだけ先に書いておく。
大体最初に投資に参入する人の姿勢は2パターンである。
最初からギャンブル中毒的にリスクガン無視でポジションを取る人と、びくびくしながら少額から投資を始める人のどちらかである。
ただいずれも、天性の才を持っていなければ、投資知識の薄さからどこかのタイミングで持っていたポジションが盛大に逆をつかれて損をする。
これはほとんどの人にとって避けては通れない道である。
まずこの段階でこれに対して反省するかしないかというので分かれる。
一番タチが悪いのは反省しないギャンブル中毒者で、最終的に退場するまで永遠に損するタイプだ。
また、そもそも最初から時間なくて当てるのは無理だと考え、積み立て投資に路線変更するという人もいる。
最初から投資に人生かけるとかでなければ、積み立て投資オンリーにシフトすることは非常に理に適っているだろう。
ただし、もう一段上の投資家を目指したいという人は、この時点で反省し、ファンダメンタルズ分析の勉強をもっとできなければと思うわけであり、ここから勉強を始める。
しかし中途半端にファンダメンタルズを勉強すると、いかにこの投資の世界というのは不安定かというのを知る。
さらに暴落もいつするかというのは読めないと感じるようになる。
先行きリスクというのはこんなに存在するのだと知ってしまう。
そのために、中途半端に勉強すると、逆にどんな局面においてもリスクが気になって、ついつい暴落論に傾倒してしまったり、いかに世界が不安定化を力説する評論家に陥りやすい。
昨今の投資系Youtube動画でも、やたら経済への知識がある割には最終的な結論は評論家かつ暴落論者で、なんのクソの役にも立たない・場合によっては有害にさえなる意見を振りかざす人が見受けられ、多くの素人個人投資家も言っていることは頭がよさそうだと思い、参考にしたりするが結局機会損失を受ける形で、相場が棒上げするのを指を咥えてみているだけになる。
ただし、これは普通の人から見れば正常なプロセスである。
なぜなら分析する上で、現在の経済統計だけ見ていることによって、判断を間違えるのである。
テクニカル分析論者と同じだが、世界を数字やチャートの形だけでしか語れないといういかにも器量の小さい考えに固執してしまうのである。
この考えから脱却できるかどうかというのが、次のプロセスになるが、そこにたどり着くまでには人によっては速かったりするが、大抵の人はかなり長い勉強時間を要する。
最終的には現在見えている経済統計や政治事情から、次にどのようなアクションが起こるかを予想できるようになって、はじめてきちんと理論だった稼げる投資ができるようになる。
ここにたどり着けるようになれば、ようやく投資判断が当たるか外れるかは別として、なぜ当たったのか・なぜ外れたのかがクリアに見えるようになり、投資判断の正確性も高まっていく。
外した場合でも損切り判断が速くなったり、中長期的に見れば上昇する資産をきちんとキャッチできることもあり、ダウンサイドの傷も浅くなる。
なのでセンスがある人以外は、ファンダメンタルズ分析でもかなり積み重ねが必要になるということは常に頭に入れておいてほしいと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック