ネットフリックス株急落、売上高と見通しが市場予想に届かず
リストラ頼みの株価上昇はここまで。
IT銘柄の中で、比較的上昇を牽引してきたネットフリックスであったが、今回の決算は市場の期待は満たなかったとして、決算翌日の株価は7%以上の大きな下落となった。
今回はこれを見て、感じたことを書いていきたいと思う。
【ネットフリックスの株価チャート】

ネットフリックスは2021年11月に株価がド天井をつけた後は、ストリーミングサービスセクターに大量に新規参入者が出てきたことによるサービス価格低下圧力と、経済リオープンに伴ってストリーミングサービス市場のパイが伸びなくなったこと、業界全体に言える過剰投資のために、金利が上昇する中で遠い将来のキャッシュフローの期待剥落と割引率上昇で、株価は75%下落とのたうち回るぐらいの暴落となった。
【過去参考記事】
その後、肥大化した費用を削減する形で粛清的リストラやプロジェクトの見直しなどの抜本的コスト削減効果によって下落幅の6割近くは取り戻す形で株価は回復してきた。
特にここ2四半期は決算を無事クリアしたこともあり、株価上昇に弾みがついていた。
しかし、ここまで株価上昇する中で、市場の同社への見方は段々と厳しくなってきていたようだ。
今回の決算はEPSなどの数値はクリアしたものの、先行き成長率に対する懸念ということで実質的に決算ミスとして決算発表後のアフター株価は5%以上下落し、実際に寄りで7%以上の下落となり、その後も反発することはなかった。
これが意味することは、この第二四半期はリストラによるコスト削減をドライブとして上昇してきたIT銘柄について、どうやらリストラオンリーではこの先の株価上昇はそう簡単には認めんよという話であろう。
これはもしかするとIT銘柄だけではなく、他のセクターや銘柄でもリストラがEPS上昇ドライブになってきた銘柄で今後見られる現象かもしれない。
というわけで大分株価は高くなってきたわけだが、ここから上はこれまでの何でも上昇するという局面から、どうやら企業の実力値をきちんと審査される段階になってきたように思われる。
少なくとも先行的に株価が上昇してきたものについては、ファンダメンタルズやその企業の実力自体がどうだったかかなり精査すべきであり、単にリストラしてきた効果しかないよねという企業についてはここから上はすぐには難しいと判断すべきだろう。
それに応じては該当するような銘柄を保有している場合はそのポジションを落とすなどの対応が必要になってくるだろう。
一方で、これはあくまで先行的に上昇してきた銘柄の話であるため、市場全体としては上がりすぎた銘柄でそのような危険があるなら出遅れを漁ればいいのではないかという発想になる可能性もあり、米国株市場でもグロースから一旦バリューへ資金シフトする可能性もあるだろう。
その場合はナスダック/ダウ格差が縮む形で推移する・つまりダウがオーバーパフォームする形で推移する可能性を考えていってもいいのではないかと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
リストラ頼みの株価上昇はここまで。
IT銘柄の中で、比較的上昇を牽引してきたネットフリックスであったが、今回の決算は市場の期待は満たなかったとして、決算翌日の株価は7%以上の大きな下落となった。
今回はこれを見て、感じたことを書いていきたいと思う。
【ネットフリックスの株価チャート】

ネットフリックスは2021年11月に株価がド天井をつけた後は、ストリーミングサービスセクターに大量に新規参入者が出てきたことによるサービス価格低下圧力と、経済リオープンに伴ってストリーミングサービス市場のパイが伸びなくなったこと、業界全体に言える過剰投資のために、金利が上昇する中で遠い将来のキャッシュフローの期待剥落と割引率上昇で、株価は75%下落とのたうち回るぐらいの暴落となった。
【過去参考記事】
環境変化に対応できず失墜する米国ストリーミング銘柄
その後、肥大化した費用を削減する形で粛清的リストラやプロジェクトの見直しなどの抜本的コスト削減効果によって下落幅の6割近くは取り戻す形で株価は回復してきた。
特にここ2四半期は決算を無事クリアしたこともあり、株価上昇に弾みがついていた。
しかし、ここまで株価上昇する中で、市場の同社への見方は段々と厳しくなってきていたようだ。
今回の決算はEPSなどの数値はクリアしたものの、先行き成長率に対する懸念ということで実質的に決算ミスとして決算発表後のアフター株価は5%以上下落し、実際に寄りで7%以上の下落となり、その後も反発することはなかった。
これが意味することは、この第二四半期はリストラによるコスト削減をドライブとして上昇してきたIT銘柄について、どうやらリストラオンリーではこの先の株価上昇はそう簡単には認めんよという話であろう。
これはもしかするとIT銘柄だけではなく、他のセクターや銘柄でもリストラがEPS上昇ドライブになってきた銘柄で今後見られる現象かもしれない。
というわけで大分株価は高くなってきたわけだが、ここから上はこれまでの何でも上昇するという局面から、どうやら企業の実力値をきちんと審査される段階になってきたように思われる。
少なくとも先行的に株価が上昇してきたものについては、ファンダメンタルズやその企業の実力自体がどうだったかかなり精査すべきであり、単にリストラしてきた効果しかないよねという企業についてはここから上はすぐには難しいと判断すべきだろう。
それに応じては該当するような銘柄を保有している場合はそのポジションを落とすなどの対応が必要になってくるだろう。
一方で、これはあくまで先行的に上昇してきた銘柄の話であるため、市場全体としては上がりすぎた銘柄でそのような危険があるなら出遅れを漁ればいいのではないかという発想になる可能性もあり、米国株市場でもグロースから一旦バリューへ資金シフトする可能性もあるだろう。
その場合はナスダック/ダウ格差が縮む形で推移する・つまりダウがオーバーパフォームする形で推移する可能性を考えていってもいいのではないかと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック






