投資期間は無制限なのに、個人投資家の耐えられる期間は意外と短い。
当ブログのような個人が好き勝手に相場観語ってるようなブログにもちょくちょくブログコメントが来るようになっているが、その中で「もう株は懲り懲り」というコメントが見られた。
このコメントは個人的に非常に示唆に富む内容だなと感じたので、今日はこのコメントがブログに投稿された時に自分がどう相場を捉えたか考えたい。
まず「もう株は懲り懲り」と言っているが、保守的な運用をしていれば今回の下げ相場というのは円建てベースでいうと意外とダメージは少ない。
例えば個人的に一番安全牌で保守的な運用の代表格であるS&P500のここもとの下げ相場の推移はどうだったのか確認したい。
【円建てS&P500ETF(2558)のチャート】

S&P500の円建てベースのパフォーマンスを見ると、現地通貨ベースでピークをつけた2022年1月からどれだけ下げたかというと、せいぜい-9%である。
(しかもその後は結局円建て最高値を普通に超えている)
-9%なんていうのは長い間積み立てしていたり、値段安いところでしっかり仕込めている人にとっては、まあ時々そんなことあるよねぐらいの値幅であり、保守的に運営している普通の個人投資家にとては円建てS&P500でも-20%ぐらいを叩き出した2020年のコロナ暴落や2015年の人民元ショックの時の下落の方がきつかった。
ナスダック100ベースでも、円建てベースで-24%ぐらいだが、これも2020年のコロナ暴落の方が下落幅が大きかったし、2015年の人民元ショックと同程度に過ぎない。
(こっちも円建てベースだと既に最高値更新)
【円建てナスダックETF(1545)のチャート】

しかし、現実としてたったこれだけの下げと少し長い停滞期があるだけで「株は懲り懲り」というコメントが出てきている。
確かに、もし投資先がレバナスであれば-50%を超えるし、一部投資インフルエンサーが煽ったハイグロ(笑)銘柄に集中投資していればもっとパフォーマンスは壊滅的である。
そういった人が通常より多いというのはありつつも、それにしてもわざわざ「もう株は懲り懲り」と言わしめる程個人投資家の投資センチメントは冷え切っている。
以上から考察すると、個人投資家の許容度は値幅というよりは期間にあるように思われる。
かなり感覚的であるが、ナスダック100がドピークになってレバナスブームが最熱狂した2022年1月から下火になっていった。
そして風〇氏の悪魔的リターンが稼げる米国レバナス投資というしょうもない書籍が出版されたのが2022年10月であったが、この時は個人投資家はびっくりするほど悲観的・下目線になっていた。
そこから導き出せる個人投資家が耐えられる期間は半年ぐらいと考えるのが妥当と思われる。
少なくとも三四半期(9ヵ月)は耐えることができないという考え方が妥当なように思われる。
機関投資家は四半期ごとに厳しくパフォーマンスをチェックされるということもあり、投資に時間制約があるわけであることは常識であるが、本来こうした投資期間に制限がない個人投資家でも意外と我慢できる期間というのは短いように思われる。
こういったことを考えると、個人投資家の間で話題沸騰になった投資先が下落していった時に、中途半端な下落を狙うのではなく、半年ぐらいROMるというのは一つ重要な投資判断なのではないかと思う。
日々金融市場で思ったことや金融データをつぶやいている村越誠のツイッターはこちらのリンクをクリック
当ブログのような個人が好き勝手に相場観語ってるようなブログにもちょくちょくブログコメントが来るようになっているが、その中で「もう株は懲り懲り」というコメントが見られた。
このコメントは個人的に非常に示唆に富む内容だなと感じたので、今日はこのコメントがブログに投稿された時に自分がどう相場を捉えたか考えたい。
まず「もう株は懲り懲り」と言っているが、保守的な運用をしていれば今回の下げ相場というのは円建てベースでいうと意外とダメージは少ない。
例えば個人的に一番安全牌で保守的な運用の代表格であるS&P500のここもとの下げ相場の推移はどうだったのか確認したい。
【円建てS&P500ETF(2558)のチャート】

S&P500の円建てベースのパフォーマンスを見ると、現地通貨ベースでピークをつけた2022年1月からどれだけ下げたかというと、せいぜい-9%である。
(しかもその後は結局円建て最高値を普通に超えている)
-9%なんていうのは長い間積み立てしていたり、値段安いところでしっかり仕込めている人にとっては、まあ時々そんなことあるよねぐらいの値幅であり、保守的に運営している普通の個人投資家にとては円建てS&P500でも-20%ぐらいを叩き出した2020年のコロナ暴落や2015年の人民元ショックの時の下落の方がきつかった。
ナスダック100ベースでも、円建てベースで-24%ぐらいだが、これも2020年のコロナ暴落の方が下落幅が大きかったし、2015年の人民元ショックと同程度に過ぎない。
(こっちも円建てベースだと既に最高値更新)
【円建てナスダックETF(1545)のチャート】

しかし、現実としてたったこれだけの下げと少し長い停滞期があるだけで「株は懲り懲り」というコメントが出てきている。
確かに、もし投資先がレバナスであれば-50%を超えるし、一部投資インフルエンサーが煽ったハイグロ(笑)銘柄に集中投資していればもっとパフォーマンスは壊滅的である。
そういった人が通常より多いというのはありつつも、それにしてもわざわざ「もう株は懲り懲り」と言わしめる程個人投資家の投資センチメントは冷え切っている。
以上から考察すると、個人投資家の許容度は値幅というよりは期間にあるように思われる。
かなり感覚的であるが、ナスダック100がドピークになってレバナスブームが最熱狂した2022年1月から下火になっていった。
そして風〇氏の悪魔的リターンが稼げる米国レバナス投資というしょうもない書籍が出版されたのが2022年10月であったが、この時は個人投資家はびっくりするほど悲観的・下目線になっていた。
そこから導き出せる個人投資家が耐えられる期間は半年ぐらいと考えるのが妥当と思われる。
少なくとも三四半期(9ヵ月)は耐えることができないという考え方が妥当なように思われる。
機関投資家は四半期ごとに厳しくパフォーマンスをチェックされるということもあり、投資に時間制約があるわけであることは常識であるが、本来こうした投資期間に制限がない個人投資家でも意外と我慢できる期間というのは短いように思われる。
こういったことを考えると、個人投資家の間で話題沸騰になった投資先が下落していった時に、中途半端な下落を狙うのではなく、半年ぐらいROMるというのは一つ重要な投資判断なのではないかと思う。
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