前回のブログに続いて、来年の予想シリーズで新興国バージョンをまとめてみたい。
①中国は低成長に甘んじる形で低迷が継続
2021-2022年はこのブログではエバーグランデがデフォルトしてからずっと書き続けているが、まさに中国リスクが大爆発した年であった。
約1年半近くにわたって外国人投資家を裏切り続けた上に、科学合理性のないゼロコロナ政策を続ける習近平独裁政権爆誕で、株の外国人投資家はもう二度と投資するかと完全に見限ったことに加えて、製造業の直接投資においても、もうこれ以上中国は頼れないということで中国への投資を止めてインドに振り向け始めているなど新しい動きが見え始めている。
さらに不動産市場の崩壊もいまだ改善目処が立っていないことから総合的に見ると来年も中国は底割れせずともさっぱりしない状況が続くだろう。
この辺の考え方は下記を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
中国の習近平独裁による集団指導制の崩壊と中国株式市場に与える悪影響
②資源も製造業サプライチェーンも持たないドベ新興国はデフォルト連発の危機
一口に新興国といっても上と下の差は非常に大きい。
資源を持っているとか製造業サプライチェーン上重要な国というのは、新興国の中でも非常に優良な部類に入る一方で、数としては大半の新興国は輸出するものもない・観光資源頼みみたいな状態で、出稼ぎ労働者の送金とツアーリズム収入が外貨収入の全てみたいな国は多い。
さらに言えば内戦ばっかりでツアーリズム収入さえなくて、IMFや中国からの融通資金頼みみたいな国(パキスタン)などもいる。
こうした国は以前の低金利時代にドルで国債を出して借りまくっていたが、完全にこの戦略は破綻しており、今後デフォルトが相次ぐ可能性がある。
ただし、世界経済全体から見ると非常に規模が小さい国ばかりなので、該当国のドル債以外については影響は限定的だろう。
③資源を持っている新興国は比較的良い立ち位置
これまで①と②では悪い部類を述べてきたが、一方で資源を持っている国はロシアを除けば比較的その立ち位置は現在良好だ。
理由としては資源バブルが2014年に崩壊して以降、資源は7年間に渡って価格低迷し、かなりドル建てソブリン債は揺れ続けたが、今回は全面的な資源高ということもあり外貨収入が潤っている。
そのため経常収支が健全な数値になっており、足下の米国金融引き締めでも特段信用懸念が生じているような兆候はない。
中国株が触れないので資源国にポジションを振りに行っている投資家は相当いるだろう。
④製造業サプライチェーンを持つ新興国は米国景気の安定化まで耐え忍ぶ展開
微妙な立ち位置なのが資源はないけど製造業サプライチェーン上にいる国で、主にアジア各国がこれに該当する。
具体的な国名を挙げていくと韓国・台湾・タイ・インドがこれにあてはまる。
これらは資源は輸入する立場にあるので、足下の資源高が苦しいのと、輸出先の米国・中国が景気鈍化が輸入量が減少していることから輸出量の減少に伴う外貨収入源が生じている。
米国の景気鈍化さえ止まれば先行き期待はあるのだが、それまではしばらく我慢せざるを得ない時間が続きそうだ。
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①中国は低成長に甘んじる形で低迷が継続
2021-2022年はこのブログではエバーグランデがデフォルトしてからずっと書き続けているが、まさに中国リスクが大爆発した年であった。
約1年半近くにわたって外国人投資家を裏切り続けた上に、科学合理性のないゼロコロナ政策を続ける習近平独裁政権爆誕で、株の外国人投資家はもう二度と投資するかと完全に見限ったことに加えて、製造業の直接投資においても、もうこれ以上中国は頼れないということで中国への投資を止めてインドに振り向け始めているなど新しい動きが見え始めている。
さらに不動産市場の崩壊もいまだ改善目処が立っていないことから総合的に見ると来年も中国は底割れせずともさっぱりしない状況が続くだろう。
この辺の考え方は下記を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
中国の習近平独裁による集団指導制の崩壊と中国株式市場に与える悪影響
②資源も製造業サプライチェーンも持たないドベ新興国はデフォルト連発の危機
一口に新興国といっても上と下の差は非常に大きい。
資源を持っているとか製造業サプライチェーン上重要な国というのは、新興国の中でも非常に優良な部類に入る一方で、数としては大半の新興国は輸出するものもない・観光資源頼みみたいな状態で、出稼ぎ労働者の送金とツアーリズム収入が外貨収入の全てみたいな国は多い。
さらに言えば内戦ばっかりでツアーリズム収入さえなくて、IMFや中国からの融通資金頼みみたいな国(パキスタン)などもいる。
こうした国は以前の低金利時代にドルで国債を出して借りまくっていたが、完全にこの戦略は破綻しており、今後デフォルトが相次ぐ可能性がある。
ただし、世界経済全体から見ると非常に規模が小さい国ばかりなので、該当国のドル債以外については影響は限定的だろう。
③資源を持っている新興国は比較的良い立ち位置
これまで①と②では悪い部類を述べてきたが、一方で資源を持っている国はロシアを除けば比較的その立ち位置は現在良好だ。
理由としては資源バブルが2014年に崩壊して以降、資源は7年間に渡って価格低迷し、かなりドル建てソブリン債は揺れ続けたが、今回は全面的な資源高ということもあり外貨収入が潤っている。
そのため経常収支が健全な数値になっており、足下の米国金融引き締めでも特段信用懸念が生じているような兆候はない。
中国株が触れないので資源国にポジションを振りに行っている投資家は相当いるだろう。
④製造業サプライチェーンを持つ新興国は米国景気の安定化まで耐え忍ぶ展開
微妙な立ち位置なのが資源はないけど製造業サプライチェーン上にいる国で、主にアジア各国がこれに該当する。
具体的な国名を挙げていくと韓国・台湾・タイ・インドがこれにあてはまる。
これらは資源は輸入する立場にあるので、足下の資源高が苦しいのと、輸出先の米国・中国が景気鈍化が輸入量が減少していることから輸出量の減少に伴う外貨収入源が生じている。
米国の景気鈍化さえ止まれば先行き期待はあるのだが、それまではしばらく我慢せざるを得ない時間が続きそうだ。
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