【参考書籍】
不動産テック 巨大産業の破壊者たち
景気減速の時は大きいことが正義なので。
足下で引き続きグロース・バリュー関係なく、大企業>中小企業という株価構造が続いている。
上記書籍を読んでいる時にそういえば不動産仲介業者とか足下の金融引き締めで不動産売買が減速傾向なので不動産仲介業者という観点で見た時、どれぐらい大企業と新興勢で株価パフォーマンスに差が出来ているのか確認してみたいと思ったので、今回はどんな感じでそのような状態が続いているのか見ていきたい。
米国では老舗の最大手不動産仲介会社としてCBREが有名だが、足下でPER11倍という銘柄だが金融引き締めによる不動産取引の減速懸念で現在株価はピークからマイナス32%程度となっている。
【CBREの株価チャート】

次に不動産仲介の新興勢を見ていきたい。
新興勢で有名なところといえば、ZillowとRedfinの2社だろう。
こいつらは株価のピークから8-9割の株価下落をしており、既に株価の位置はコロナ暴落のピーク近くのレベルになっている。
PERについてZillowは26倍となっているが、Redfinはまだ赤字継続なのでPER表示はない。
【Zillowの株価チャート】

この例を見ただけでも現在の相場は大が小を兼ねていることがわかると思う。
大企業は成長の範囲というのが予想しやすいため、基本的には40倍を超えるようなPER(シクリカルセクターで一時的に利益がへこんでいる時は除く)はありえない一方で、中小企業の場合は将来大企業になるために高い成長力を出せているということで夢を見る代金として高PERが上げ相場では許容される。
しかし一たび景気減速に陥ると、大企業はそのしっかりした地盤を背景にEPSが予想できる範囲でしか下がらないために、PERもまあこんなもんでしょという数値になり、上記のCBREのように不動産仲介というもろに影響を受けているセクターでも30%の株価下落で済んでいる。
一方でZillowやRedfinなど基盤がしっかりしておらず、これまでありえないような高いPERが許容されていた銘柄というのは事業環境が上げ潮の時はまさに破竹の勢いであるものの、一度セクター丸ごとだめになると元々の基盤がしっかりしていないことと、これまで夢を見る代金を払ってきた分のつけを全部払わされることにになるため、上記のように株価が80-90%下落した上に一向に戻る気配を見せなくなる。
これが現在あらゆるセクターで見られており、これまでの実績があって景気減速の時には最後に生き残るでしょと見られている企業の株価は耐えている一方で、こうした10年ちょっとぐらいしか事業の積み重ねがない上に似たようなことをやっている企業が多いところでは株価が全然耐えられない位置に落ちているということが見て取れるので、引き続き長い実績を持っている企業を選好していきたいと思う次第である。
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足下で引き続きグロース・バリュー関係なく、大企業>中小企業という株価構造が続いている。
上記書籍を読んでいる時にそういえば不動産仲介業者とか足下の金融引き締めで不動産売買が減速傾向なので不動産仲介業者という観点で見た時、どれぐらい大企業と新興勢で株価パフォーマンスに差が出来ているのか確認してみたいと思ったので、今回はどんな感じでそのような状態が続いているのか見ていきたい。
米国では老舗の最大手不動産仲介会社としてCBREが有名だが、足下でPER11倍という銘柄だが金融引き締めによる不動産取引の減速懸念で現在株価はピークからマイナス32%程度となっている。
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次に不動産仲介の新興勢を見ていきたい。
新興勢で有名なところといえば、ZillowとRedfinの2社だろう。
こいつらは株価のピークから8-9割の株価下落をしており、既に株価の位置はコロナ暴落のピーク近くのレベルになっている。
PERについてZillowは26倍となっているが、Redfinはまだ赤字継続なのでPER表示はない。
【Zillowの株価チャート】

この例を見ただけでも現在の相場は大が小を兼ねていることがわかると思う。
大企業は成長の範囲というのが予想しやすいため、基本的には40倍を超えるようなPER(シクリカルセクターで一時的に利益がへこんでいる時は除く)はありえない一方で、中小企業の場合は将来大企業になるために高い成長力を出せているということで夢を見る代金として高PERが上げ相場では許容される。
しかし一たび景気減速に陥ると、大企業はそのしっかりした地盤を背景にEPSが予想できる範囲でしか下がらないために、PERもまあこんなもんでしょという数値になり、上記のCBREのように不動産仲介というもろに影響を受けているセクターでも30%の株価下落で済んでいる。
一方でZillowやRedfinなど基盤がしっかりしておらず、これまでありえないような高いPERが許容されていた銘柄というのは事業環境が上げ潮の時はまさに破竹の勢いであるものの、一度セクター丸ごとだめになると元々の基盤がしっかりしていないことと、これまで夢を見る代金を払ってきた分のつけを全部払わされることにになるため、上記のように株価が80-90%下落した上に一向に戻る気配を見せなくなる。
これが現在あらゆるセクターで見られており、これまでの実績があって景気減速の時には最後に生き残るでしょと見られている企業の株価は耐えている一方で、こうした10年ちょっとぐらいしか事業の積み重ねがない上に似たようなことをやっている企業が多いところでは株価が全然耐えられない位置に落ちているということが見て取れるので、引き続き長い実績を持っている企業を選好していきたいと思う次第である。
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