ロシアのガス供給減と干ばつに苦しむドイツ経済、世界最大の化学企業も「工場停止の危機」
ガス不足はじんわりと欧州企業をむしばむ。
ここもとずっとロシアのノルドストリーム1経由でのガス供給がずっと減らされていて契約量の20%しか供給されておらず、もし冬に全供給遮断とかされた場合には現状はガス在庫をかなり確保しているが1月時点で在庫が尽きる懸念があるという話が続いている。
そのような中で欧州各国はガス使用量を20%~25%の範囲で削減する必要性を強調しており、大口使用者にはガス使用量を減らせと指導して回っている。
今回このガス使用量削減の最大の被害者はドイツの世界最大化学メーカーであるBASFであり、BASFの株価を見る限り相当悲観的な状況だと思われる。
【BASFの株価チャート】

まさかのコロナ暴落を割れそうというところまで追い込まれている。
もちろんライン川の水量低下という複合要因もあるが、本命は冬に相当程度精製工場の稼働を落とさざるを得ないだろうと思われていることにある。
BASFは化学をやっている人なら常識中の常識である空気中の窒素を固定化する「ハーバーボッシュ法」を発明したことを起源とした会社で有名だ。
そのことからもわかる通り、BASFは事業の多くを天然ガスに頼っており、欧州域内のガス使用量では相当量を占めている。
なので、ドイツ政府も細々とした消費者の指導をしていたって埒があかないので、ガスの使用量が最大級に大きいBASFに対して何がなんでもガス使用量減らせと勧告し、BASFはそれに従わざるを得なくなっており、今年前半はともかく後半から来年頭までのBASFの決算はかなり悲惨なものになりそうだと思われる。
ただ、これは景気全体の落ち込みを示しているのではなく、欧州企業に代わって他の化学会社が高いマージンを取るチャンスだと言えよう。
特にその恩恵にあずかれるのは自国でガス調達ができる米国と産油国(ロシア除く)である。
原料を確保できるだけで、いくら原料が高くてもそもそも製造にさえこぎつけない会社がいるわけだから高いマージンが取れることはかなり確率としては高いだろう。
それを考えると欧州株が本来上昇してしかるべき分の幅は他の国に取られるということは火を見るより明らかだろう。
このことからも基本的に欧州株というのは現状買う必要性をあまり感じるものではなく、日本株・米国株以外にも欧州株はどうなのか・S&P500オンリーではなくオールカントリーで投資信託積み立てする必要性があるのではないかと考える人には、まあそんな難しいこと考える必要ないよねという回答になると思う。
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そのような中で欧州各国はガス使用量を20%~25%の範囲で削減する必要性を強調しており、大口使用者にはガス使用量を減らせと指導して回っている。
今回このガス使用量削減の最大の被害者はドイツの世界最大化学メーカーであるBASFであり、BASFの株価を見る限り相当悲観的な状況だと思われる。
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もちろんライン川の水量低下という複合要因もあるが、本命は冬に相当程度精製工場の稼働を落とさざるを得ないだろうと思われていることにある。
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そのことからもわかる通り、BASFは事業の多くを天然ガスに頼っており、欧州域内のガス使用量では相当量を占めている。
なので、ドイツ政府も細々とした消費者の指導をしていたって埒があかないので、ガスの使用量が最大級に大きいBASFに対して何がなんでもガス使用量減らせと勧告し、BASFはそれに従わざるを得なくなっており、今年前半はともかく後半から来年頭までのBASFの決算はかなり悲惨なものになりそうだと思われる。
ただ、これは景気全体の落ち込みを示しているのではなく、欧州企業に代わって他の化学会社が高いマージンを取るチャンスだと言えよう。
特にその恩恵にあずかれるのは自国でガス調達ができる米国と産油国(ロシア除く)である。
原料を確保できるだけで、いくら原料が高くてもそもそも製造にさえこぎつけない会社がいるわけだから高いマージンが取れることはかなり確率としては高いだろう。
それを考えると欧州株が本来上昇してしかるべき分の幅は他の国に取られるということは火を見るより明らかだろう。
このことからも基本的に欧州株というのは現状買う必要性をあまり感じるものではなく、日本株・米国株以外にも欧州株はどうなのか・S&P500オンリーではなくオールカントリーで投資信託積み立てする必要性があるのではないかと考える人には、まあそんな難しいこと考える必要ないよねという回答になると思う。
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