米1月住宅着工件数、前月比4.1%減の163.8万戸―市場予想下回る
【アメリカ】建設許可件数 - 経済指標詳細 - Y!ファイナンス
Existing-Home Sales Surge 6.7% in January
結局米国の景気を見る上で一番重要なポイント。
先週に米国の住宅統計が出てきたが、やや歪ながらも引き続き米国経済は堅調という状況が読み取れた。
新規住宅着工件数はやや横ばい・市場予想対比でも伸びなかった一方で、建設許可件数はすさまじい伸び方をしており、結局建設したいのに労働力や資材が確保できていないがために建設できていないということを意味しているように思われる。
一般的に建設許可件数は建設する気があるならとりあえず許可申請しとけ的なノリで出されるものなので、先行きに対してデベロッパーは自信があることを意味している。
しかし着工件数が追い付いていないのは、建設するための人手や資材が間に合っておらず、それを確保するのを待っているという状況ということだろう。
なので、新規の建設については引き続き引き合いが強いという認識でよさそうだ。
そして中古住宅販売も出てきたが、これも市場予想に対して非常に強い内容となった。
市場予想610万件ということで金利高や在庫不足などもあり前月比やや下がると思われていたが、実際は 650万件と2020年末のコロナ禍のペントアップデマンドで高くなっていた位置に回帰し始めており、物件の価格上昇や多少の住宅ローン金利の上昇を完全に無視した動きとなっていった。
1月の中古住宅在庫もまだ減少を続けており、家賃価格上昇というインフレから逃れるために米国人の住宅購入熱は高いことがうかがえる。
多少の金利高は名目給与の伸びで跳ね返せる(実質はすんごいマイナスだけど)ということなのかもしれない。
個人的には最終的に住宅の在庫が増加する局面が見えてこなければ本格的な景気後退というのはないように思う。
リーマンショックの時はこの住宅在庫が積み上がってしまったがために、最終的に重要が供給に全く追いつかなくなった段階で投げ売りが発生したにもかかわらず、誰もそれをキャッチしきれないことにより逆資産効果がスパイラル的に発生したことによって起こった。
それが発生しない限りは逆資産効果を発生させようにも、誰も投げ売りしてないし、投げられたものをキャッチしてくれる受け皿が十分あることから問題はないと思われる。
(ちなみに逆に中国は誰も不動産在庫の投げ売りを受け止められる人がいないので、ぐだぐだな状況になっている。)
世界の相場は現状米国経済にかかっているので、米国景気を読むことは引き続き相場を考える上で非常に重要なことだと思うので、米国景気の読み方については下記を参考にしてもらいたい。
【過去参考記事】
投資の役に立つ統計から米国経済の状況を読み解く方法
LINE FX 新規FX口座開設&1取引で現金5000円がプレゼント
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結局米国の景気を見る上で一番重要なポイント。
先週に米国の住宅統計が出てきたが、やや歪ながらも引き続き米国経済は堅調という状況が読み取れた。
新規住宅着工件数はやや横ばい・市場予想対比でも伸びなかった一方で、建設許可件数はすさまじい伸び方をしており、結局建設したいのに労働力や資材が確保できていないがために建設できていないということを意味しているように思われる。
一般的に建設許可件数は建設する気があるならとりあえず許可申請しとけ的なノリで出されるものなので、先行きに対してデベロッパーは自信があることを意味している。
しかし着工件数が追い付いていないのは、建設するための人手や資材が間に合っておらず、それを確保するのを待っているという状況ということだろう。
なので、新規の建設については引き続き引き合いが強いという認識でよさそうだ。
そして中古住宅販売も出てきたが、これも市場予想に対して非常に強い内容となった。
市場予想610万件ということで金利高や在庫不足などもあり前月比やや下がると思われていたが、実際は 650万件と2020年末のコロナ禍のペントアップデマンドで高くなっていた位置に回帰し始めており、物件の価格上昇や多少の住宅ローン金利の上昇を完全に無視した動きとなっていった。
1月の中古住宅在庫もまだ減少を続けており、家賃価格上昇というインフレから逃れるために米国人の住宅購入熱は高いことがうかがえる。
多少の金利高は名目給与の伸びで跳ね返せる(実質はすんごいマイナスだけど)ということなのかもしれない。
個人的には最終的に住宅の在庫が増加する局面が見えてこなければ本格的な景気後退というのはないように思う。
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それが発生しない限りは逆資産効果を発生させようにも、誰も投げ売りしてないし、投げられたものをキャッチしてくれる受け皿が十分あることから問題はないと思われる。
(ちなみに逆に中国は誰も不動産在庫の投げ売りを受け止められる人がいないので、ぐだぐだな状況になっている。)
世界の相場は現状米国経済にかかっているので、米国景気を読むことは引き続き相場を考える上で非常に重要なことだと思うので、米国景気の読み方については下記を参考にしてもらいたい。
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