Home prices surged in April at a ‘truly extraordinary’ rate, S&P Case-Shiller says
どこまでいくんねん。
昨日発表された米国住宅価格指数を示すケースシラー指数だが、前年比14.88%上昇と予想の14.7%を上回った上にまだ価格伸び率の上昇が止まっていない状況にある。
要因としては上記記事では2つ挙げられている。
一つは単純にモーゲージ金利が低いということにある。
これについてはこれまでブログ記事でも何回か言及してきたので割愛したいと思う。
<モーゲージ金利推移>
https://muragoeinvest.com/property
もう一つ見逃していた点としてはモーゲージ金利と給与の伸び率が現在同程度となっており、モーゲージを組む余力が大きいということにある。
米国人では住宅を売るというケースが非常に多い。
理由としては土地が非常に大きいため、例えば転職をする際などは全然勤務地が遠く離れたところみたいなケースが多々ある。
そのため、現在保有している自宅を売却し、次に勤務地付近で購入するといったケースもざらである。
そのため日本人の感覚からすると理解しがたいのだが、モーゲージの月々のリペイメントさえできるなら完済できるかどうかなんてあまり気にせずにモーゲージ借りて買ってしまえというのが米国人の一般的な考え方である。
端的に言えば、「どうせ売却すること前提なんだからわざわざ完済をめざす必要性なんてなくて、毎月のリペイメントさえできていればよい」という感覚である。
以前どこかで記事を読んだ記憶があるが、例えば住宅価格がバリバリに高いシリコンバレーの住宅を購入する人は、そもそも完済計画なんてさらさら考えていなくて、1億円の物件を買って毎月ひーひー言いながら返済し、最終的には1億円以上で誰かに売却すればええやろという感覚で買っているという話である。
なので、現在米国のモーゲージ金利は15年が2.3%、30年が3%ぐらいに対して給与伸び率が2%ちょいぐらい(最近まで統計の歪みで5%あったけど)なので15年借入なら給与の伸びとモーゲージ金利が同じぐらいで済む。
これはリーマンショックの時の不動産状況と比較すると状況は結構違う。
リーマンショック前不動産バブルの時は給与の伸び率が3.5%ぐらいに対してモーゲージ金利が平気で6%ある世界であった。
そして途中から不動産審査に通らない人間が増えてきたことから不動産実需が低下していき、最終的にはクラッシュしていった。
モーゲージ金利と給与の伸び率が同等であれば、下手すると元本払わずの金利払いだけでも相当程度借入金返済に持続性があるということになる。
やはり現在の不動産バブルについては、モーゲージ金利が給与の伸び率に対してそこそこ高い位置に推移するまでは続くという結論になりそうである。
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昨日発表された米国住宅価格指数を示すケースシラー指数だが、前年比14.88%上昇と予想の14.7%を上回った上にまだ価格伸び率の上昇が止まっていない状況にある。
要因としては上記記事では2つ挙げられている。
一つは単純にモーゲージ金利が低いということにある。
これについてはこれまでブログ記事でも何回か言及してきたので割愛したいと思う。
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もう一つ見逃していた点としてはモーゲージ金利と給与の伸び率が現在同程度となっており、モーゲージを組む余力が大きいということにある。
米国人では住宅を売るというケースが非常に多い。
理由としては土地が非常に大きいため、例えば転職をする際などは全然勤務地が遠く離れたところみたいなケースが多々ある。
そのため、現在保有している自宅を売却し、次に勤務地付近で購入するといったケースもざらである。
そのため日本人の感覚からすると理解しがたいのだが、モーゲージの月々のリペイメントさえできるなら完済できるかどうかなんてあまり気にせずにモーゲージ借りて買ってしまえというのが米国人の一般的な考え方である。
端的に言えば、「どうせ売却すること前提なんだからわざわざ完済をめざす必要性なんてなくて、毎月のリペイメントさえできていればよい」という感覚である。
以前どこかで記事を読んだ記憶があるが、例えば住宅価格がバリバリに高いシリコンバレーの住宅を購入する人は、そもそも完済計画なんてさらさら考えていなくて、1億円の物件を買って毎月ひーひー言いながら返済し、最終的には1億円以上で誰かに売却すればええやろという感覚で買っているという話である。
なので、現在米国のモーゲージ金利は15年が2.3%、30年が3%ぐらいに対して給与伸び率が2%ちょいぐらい(最近まで統計の歪みで5%あったけど)なので15年借入なら給与の伸びとモーゲージ金利が同じぐらいで済む。
これはリーマンショックの時の不動産状況と比較すると状況は結構違う。
リーマンショック前不動産バブルの時は給与の伸び率が3.5%ぐらいに対してモーゲージ金利が平気で6%ある世界であった。
そして途中から不動産審査に通らない人間が増えてきたことから不動産実需が低下していき、最終的にはクラッシュしていった。
モーゲージ金利と給与の伸び率が同等であれば、下手すると元本払わずの金利払いだけでも相当程度借入金返済に持続性があるということになる。
やはり現在の不動産バブルについては、モーゲージ金利が給与の伸び率に対してそこそこ高い位置に推移するまでは続くという結論になりそうである。
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