村越誠の投資資本主義

グローバルな情報をもとに投資資産を積んでいく慎重派投資家

為替

ドル円はいつまで強い状態が続くのかは、Libor-OISスプレッド次第

株式相場が揺れている割にはドル円は非常に強く推移しており、現在111円台に乗ってきている。
年明けと日米の長期金利差が大して変わってないし、ずっと株式相場が上下に揺れているにも関わらず、雰囲気はかなり円安方向に傾きつつある。

以前にも言及したが、Libor-OISスプレッドが徐々に正常化しているからだと考えている。

年初はLibor-OISスプレッドは減税によるリパトリやら、T-Billの大量起債で資金がひっ迫したせいで、いっきに60bps台に上昇し、短期や為替市場は大混乱に陥った。
しかし足元ではそれがずっと緩やかに正常化し始めてきており、足元で38bpsにまで下がってきている。
この数値が20bps台に戻るまでは、ドル円は非常に底堅い動きをするものと想定している。
今の低下速度でいうと、今年一杯ぐらいまではドル円は相当堅いのではないかと思う。

19年前半に米国景気が落ちると思っている人が居る限り円高になりづらい

円安阻む2つのジンクス
「米国の景気後退が始まる時期は19年前半との見方が最も多く、19年後半を含めると半数を超えていた」
19年前半と思っている人間がいる間は円安になりずらいと思う。
債券村にありがちなんだけど、景気見通しが弱すぎる人が未だ多い印象を得ている。
 

突然雰囲気が円安に変わった為替市場

昨日まで円高で108円割るかなーという雰囲気だったのが、今日だけで完全に雰囲気が変わった。

理由の大きな一つはこれだ。

債券11時 長期金利、一時0.045%に上昇 日銀オペ減額で
2月とかは日銀オペが減額されたあとは強烈な円高と相場は決まっていた。

<過去参考記事>

予想外の日銀オペ減額と為替


今日午前予期せぬタイミングで日銀がオペの減額をしてきたが、円高にふれたのは一瞬で、その後は完全に円安にふれていった。

そして二つ目が本日の雇用統計。

米雇用5月22.3万人増 失業率は18年ぶり低水準
雇用人数は当たり前として、時給の伸びさえ市場予想を超えてきた。
この雇用統計の内容ならば、米国長期金利3%到達は確実だろう。
そのことを考えれば下記発言を踏まえれば、少なくとも円高にはなりにくい地合いになりつつあることは確実だろう。

以上を踏まえて、当面はドル円107円台以下は行かないだろうなと判断している。

円高マグマがたまっているのか?個人的には違うと思う。


たまる円高マグマ 投機筋の持ち高膨らむ


この前の雇用統計で、もうこれ以上米国10年債の金利下がらないのに、何を期待して円ロング米ドルショートしてるの?
日経新聞にここまででかでかと載ったら、ぼちぼち円安再始動だと思うよ。
一番の相場のキモは11日のインフレ率次第といった感じになりそうだ。


日経新聞にてドルの需給が緩いという報道


ドル、需給緩み上値重く 米MMFにマネー戻る


こういう話が出てくるなら、ぼちぼちドル高反転してもよさそうな気がするんだけどね。
好調な株価や良好な米GDPとか考えると、FRBが金融引き締めを緩めるという方向にはとてもじゃないがならないと思う。
今年のドル円レンジは引き続き110~120円で、それ以外の範囲の滞空時間は短いと思っている。

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村越誠

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