村越誠の投資資本主義

グローバルな情報をもとに投資資産を積んでいく慎重派投資家

雑感

いくら北朝鮮有望だからって大韓航空株を買うというのはジムロジャーズは正気なのだろうか

ジムロジャーズやらかしたんですかね。

ジムロジャーズがいきなり安倍はやめろ、安倍の政治は狂っているというインタビューを韓国のテレビで発言したことが話題になっている。

投資家・ジム=ロジャーズ、安倍首相に直言「辞任して下さい。辞任する考えがないのであれば、これ以上狂った行為をやめて下さい。」

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なぜこのようなインタビュー発言を突然したかというと、もしかすると大韓航空の株を大量に持っているからではないかという噂がある。
(もしかすると大韓航空株以外にも韓国銘柄もっているかもしれない)
ご存知の通りジムロジャーズはなぜか北朝鮮への投資が有望だと思っていて、北朝鮮が開国された時に素晴らしいリターンが出るように、それに関連した韓国株を買ったというのが現代ビジネスでインタビュー記事で掲載されている。
大韓航空株は北朝鮮が開国されれば韓国や世界各国から旅行客がどっと押し寄せる可能性があり、そこを大韓航空が取れるというロジックで投資していると言っている。

ジム・ロジャーズ氏「北朝鮮バブルが来る。私は大韓航空株を買った」


その当時はまーたそんなてきとーなポジトークしてるよーってぐらいの感じだったのだけど、このビデオレターを見る限り、こいつ本当にそんな自分のビジネスに影響出るレベルで保有してたのかと驚くばかりだ。

そもそも北朝鮮投資は有望とかいっているけど、ジムロジャーズぐらいのおじいちゃんの年齢になると金正恩より先にお亡くなりになる可能性が高いことを考えると、ちょっと北朝鮮経済が開放されるという考え自体がちょっと可能性低すぎやしませんかねという感じがする。
そこからさらに航空株に大金をつぎ込むということ自体もちょっと投資家のリスク管理手法としては常軌を逸している。

かのウォーレンバフェットもUSエアウェイズの株投資で大失敗したことがあり、航空株を買いたくなったときは航空会社に電話して「おたくの株を買いたくなる病気にかかっているのですがどうすればいいでしょうか」といういたずら電話をして自分の気を紛らわせていたという逸話まである。

あのバフェット氏もキレた 過去50年で「最大の失敗」とは?

なぜ航空株が非常にリスキーかというと、いくつかの要因がある。

・航空機への設備投資が非常に大きい上に、しかも不動産と違って常に新しい航空機への買い替えが必要なことからいつまでたっても設備投資金額が減らなくて常に資金繰りを圧迫させがちである 
・需要の減少が発生するとすぐに客単価や搭乗率が減少する一方で、収入自体は保有座席数×客単価と上限は決まりがちなためマイナスの時の負荷が大きい 
・需要自体が災害(アイルランドの噴火)、病気の蔓延(SARS)、景気変動、地政学リスク(昨今の香港デモ)、事故(マレーシア航空機の墜落)など読めないリスクが非常に多い上にいずれも致命傷になるポテンシャルがある 
・新規参入が実はそんなに難しくなく、航空機さえ保有すれば比較的誰でも参入できる。
あるいは競合他社を打ち負かしても、デフォルトで債務免除した後より強力になって帰ってきたりする。 
・政治的なマターにもかかわることがあり、収益性に影響が出たりする。 
・航空セクターの従業員の雇用体系は一般事業会社より硬直的でありコスト削減が難しい 

以上リスク要素を挙げていくときりがない上に、利益の上限はたかが知れているということもあり、正直言うと長期投資とかそういうのにはっきりと向かないセクターだ。
そんなところに多額の金額賭けた挙句、想定されるリスクに直撃した挙句、ビデオレターで別に真の原因でもなんでもない一国の首長に対して狂っているとか辞任しろとかいうのは、数ある著名投資家の中でも一級品でダサいなと言わざるをえない。
そもそもナッツリターン事件を起こすような会社の株を別にそこまで割安でもないのに買う上に、北朝鮮の経済開放というちょっと何言ってるかわかんないんですけどという確率でしか起きえなさそうな事象にベットすること自体大きな間違いに見える。
あとは大韓航空についても、いきなり運航休止とかすると需要戻った時に認可がなかなか降りてこなくて、中国とか日本の航空会社に客取られることとか考えてないのかという短絡的な考えもちょっとあれな会社だなと思わざるをえない。 

Kyashの還元率はいずれ引き下げられるので、ポイント還元を取れるだけ取っておきたい

投資から少し離れて、マネーテクニック的な話。

現在日常生活の支払はビュースイカカードorレックスカード+Kyashを利用している。
特にKyash にレックスカードを紐付させて利用すると月間10万円分まではKyash2%+レックスカード 1.25%を得られる。
そしてその他をビュースイカカードのオートチャージ支払いで1.5%で残りを すくいあげている。

しかし今まで高還元率カードを渡り歩いてきた身としては、このKyash 2%の還元率は遅かれ早かれ終わると思われる。
今まで2%の還元率を誇ってきたカードとして、旧レックスカード、リクルートカード、ラインペイカード などがあったが、いずれも2%の還元率による赤字金額に耐えきれず、還元率をどんどん引き下げる形になった。
昨今は低金利環境下にあるせいもあり、1.5%を維持するのも、クレジットカード会社にとってはかなり厳しく、 ビュースイカカード系がオートチャージで1.5%の還元率を維持する以外は軒並みノックアウトされた。

そう考えるとKyashの2%ばらまきは遅かれ早かれなくなる運命にあるので、今の内に使えるだけ使っておくべきだろうと思う。 

MLPは税制変更に伴うお払い箱

Energy pipeline companies in $20bn flurry of deals

久しぶりにMLPの話を聞いたけど、どうやら完全に投資対象としては死んだようだ。
元々MLPはエネルギーパイプラインなどがREITと同様に全額配当することにより、税払いを少なくできるということを売りに、高配当で売り出していた。
ところが、直近の米国税制改革に伴い、通常の企業との優位面が下がっていたことに加えて、なんとMLPに適用されていた税優遇が撤廃される模様だ。

これにより、MLPは存在意義がなくなり、投資対象としては死んだということだ。 

債券市場もETFに支配される時代に

債券もETFで済ませる時代が近づいてる。

https://www.ft.com/content/a0db63e8-8c81-11e6-8aa5-f79f5696c731 

ハイイールド社債などは2015年末から2016年始めの相場などでは
流動性が一気に枯渇して、現物社債が売れなくなるため、
(あるいはビッドアスク差で単価で2ポイント取られたりとか)
米国上場のハイイールド社債ETFなどで空売りをしたりしてしのぐというのが
一般的になりつつある。

債券市場は未だに取引コストが高いものが多く、
特に社債市場はビッドアスクで単価1も取られるものが未だたくさんある。
しかも流動性が枯渇しやすいとくれば、
より取引コストの安いETFでなんとか済ませようと考えるのは
市場の常だろう。

個人的には債券市場が荒れるかどうかは、
こうしたボンドETFを通して見るのが、徐々に適切になってくるのかもしれない。
下記が米国上場のボンドETFであるので今度観察してみようと思う。
http://www.etf.com/channels/bond-etfs
 
でもこういうのってETF側はどうやってそういった荒れてる相場の時は
債券現物を売っているのだろうか?
(あるいは売っていないのか)
う~ん 
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村越誠

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