ゲームストップが10億ドルの株式発行計画、ATM方式-株価下落

通常はこういうクソみたいなファイナンスする企業は中長期投資はできない。

一時期Reddit勢のアホ買いによって謎に高騰したゲームストップ株が公募増資をする計画を立てていると報道されている。

もちろん成長ステージにあり、成長投資のために増資するのであれば株式増資は正当化される。
一切株主還元をしなくても、事業規模が無限に大きくなるならそういったファイナンスもありだろう。
しかしご存じの通りゲームストップは単なるビデオゲーム小売屋であり、売上も増加しているわけではなく、どう考えてもゲームストップは成長企業ではなく、返せない借金を返すためのクソファイナンスである。
こういう企業は株主に利益を還元してくれる企業ではなく、株主から金を収奪する盗人である。
そのような企業の株が中長期投資には全く向いていないことは明白である。
あくまで短期のババ抜き大会でアホな個人投資家を出し抜いて資金を引き抜くしか利益を上げる方法はない。

そもそも米国では一般的にエクイティファイナンスはデットファイナンスよりコストが高いことが共通認識になっている。
なので大型銘柄企業であれば株主還元をおろそかにすればあっという間に経営陣の座を追放されるので、資金調達をするにしても安いデットファイナンスをしてエクイティ部分の収益率を高める努力をする。
しかし、株主還元を一切する気がないのであれば、エクイティファイナンスというのはデットファイナンスを下回る低コスト資金調達になるので、そういう盗人的感覚しか持っていない経営陣であればこのようにエクイティファイナンスを選好するだろう。

しかもゲームストップ株自体はもうすでに一回も二回も意味不明なマネーゲームをした後なので、これから参加ではかなり不利なババ抜き大会である。

<ゲームストップ株のチャート>
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まあようは専業・デイトレードのような人以外はこういうのは参戦の検討さえすべきではない事案だと言えるだろう。
参戦するならリアルタイムで四六時中相場を見ることができ、瞬発力をもって利益確定も損切りもできるぐらいの腕がないと非常に難易度の高い投機だろう。

足下で売り上げもない・利益もないといった荒唐無稽銘柄についてはアルケゴスの破綻によって投資家が及び腰になってきてしまっているので、これから財務の悪いクソ株でなぜかイナゴタワーが立った銘柄については間に合わなくなる前に公募増資に駆け込むだろう。
いわゆる火事場泥棒的なファイナンスである。

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