Texas wind power in disarray after winter storm leaves tangled mess of disputed payment

これはさすがに予想は出来てたことだと思う。

当ブログではテキサスの寒波による停電はクリーンエネルギーの評価を下げるものだと既に一ヵ月前以上の段階でブログ記事としては記載していた。

<過去参考記事>

米寒波による大停電でクリーンエネルギー銘柄の評価が低下


ほぼこの考察通りの話がいまさらながら実際にクリーンエネルギーに対する評価として出始め、これがFTに記事として出てきた。
その間に足が速い投資家はさっさと売り抜けている状態なこともほぼ相場の状況を見ればお察しというところである。
特にその中でやり玉にあがっているのがiSharesのクリーンエネルギーETFで純資産残高の大きいICLNであり、このETFが少数の銘柄の投資比率が高すぎるというのが問題視されている。
しかもこのETFの資金流出によって負のフィードバック状態でスパイラル的に対象銘柄が下落しているとのことだ。
(プラグパワーとか)

<参考ニュース>
BlackRock ETF may be forced to sell billions in energy stocks

さらにいえばICLNの銘柄の多くは単なる物量勝負・政策期待頼みの一体本当にどれだけの銘柄が生き残れるのかよくわからない銘柄が多い。
技術面などを評価して革新力のある銘柄を選んでいるARKKが組み込んでいる銘柄のうち、ICLNとかぶっている銘柄が少ないのを見てもICLNに入っている銘柄が単なる物量勝負銘柄だらけということもなんとなくわかる話である。
ICLNの銘柄群を見ればそうした物量頼み・売上成長なし・利益なし・財務メタメタみたいなぽっと出銘柄が多いことも調べればわかる話である。
よってこの事態を予想していた人はそれなりにいたわけでテキサスの大寒波による停電ニュースを見た時点で売りを開始した人は相当いたはずだ。

ただし、一般的にはこういうニュースがメジャー紙でかでかと報じられてきたところは既に大分売りがこなされてきた段階であり、コロナ底値から最高値までの騰落率の半分程度がお返しされたことを考えれば急落ステージ自体は後半ステージのように思われる。
じゃあこっから買い向かえるのはという話であるが、あくまで本格売りステージが終わったというだけで、じゃあ以前のように元気に回復するかどうかというのは別物であり、個人的にはまあ資金をこっから入れたいかどうかと言われれば別に入れる気にはならないかなあという感想しかない。
なんとなく新しいプラス材料きっかけがない限りはくすぶった範囲での株価推移が続くというのが個人的な予想だ。

20ギガ1991円(税抜1810円)【LIBMO】