日銀、ETF買い見送り 点検前に「柔軟姿勢」?株高で

まあフレームワークの変更はあってしかるべきか。

一部報道で日銀が直近でTOPIX0.5%以上下がっても日銀の買い出動が見られなかったということで。ETF買いのフレームワークについて変更されてくるのではないかという観測が出ている。
これまでは市場ではTOPIXをぎりぎり0.5%まで下げさせて日銀の買いを出動させるプレイみたいなのが横行していたが、まあ株価だけバブルみたいな状態の中でそのルールを維持して無理やり株価だけ上昇させるというのが金融政策的にどれだけ意味があるのかというと難しい。
この日銀ETF買いは2018年末の下げやコロナ下げ時には外人買いを全部お買い上げするレベルの吸収力があったことからインパクトが大きかったが、この買い量レベルが決められた上限(12兆円)下限(6兆円)枠内で下方修正される可能性が今後あるということになる。

これで株価が大きく下げるとは思わないものの、これまで日本大型株は先進国の中ではややアウトパフォームしてきたのがペースダウンしそうだなという感じはしている。
 特にやり玉にあがりやすいのが日経平均上位銘柄で、上記記事にもある通りファストリ・ソフバンは日銀の日経平均ETF買いがかなりドライブとして効いていることは間違いなく、しかも日経平均ETF買いがこうした上位銘柄の株式流動性を落としているということもあり、偏りのある日経平均のETF買いがまず最初に何かしらの見直しが入ると思われる。(入るのであれば)

この観測が相場に与える影響を精査するにはやはり外国人投資家の動向を見る必要性があるだろう。
こういう政策マター的なものに関しては外国人投資家は抜群に感応度が高い。
なので、外国人投資家売買動向を見てこの観測が出ていても買いの勢いが衰えないならとりあえずはまだ無視してもよい材料・一方で買いが衰えるようならやや気にしているなということで日本大型株のアンダーパフォームをやや意識しての投資検討をしていくことになると思われる。
とりあえず外国人売買動向のデータが出てから相場への影響の結論は出したいところだ。
影響があるとすれば、まずこれまで日経平均アウトパフォームだったものが変化していくだろうと思う。
まあかといってやや大型の重たい銘柄が多いTOPIXが日経平均をアウトパフォームしてくれるかというとどうなんだろうなとは思うけど・・・

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