さらに細かく分析していった所感です。

NAAIM指数の触りについては下記記事で触れているので、興味ある方は改めて読んでほしい。

<過去参考記事>

最近話題になっているNAAIM指数に対する所感


上記記事でも触れた通り、NAAIM指数は構成項目の中に、それぞれリスクセンチメント別の人達がどの程度のリスク選好を示しているかも見せてくれている。
ハイライト部分がそのリスクセンチメント別構成指数となっている。

<NAAIM指数の詳細>
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そこで、この指数数値もPythonで統計的にデータを取得してみるとどうなるか見てみたいと思う。
構成項目は5つあり、Most Bearish・Quart1・Quart2・Quart3・Most Bullishとなっており、各項目別で見てみたいと思う。

<NAAIM指数のMost Bearish指数>
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上記を見ると平均値を求めるのはほとんど意味がないので、単純に中央値を求めると-100となる。
つまり-100以下の時が一般的にはベア相場の状況ということになるだろう。
ほぼ50刻みで指数値が飛んでいるということもあり、少なくとも中長期インデックス買いするなら-50以下になるまでは我慢したいなと思う。
モストベアな人が株ショートしていないことを意味する0以上の時は積極的にロングしていく価値というのはあまりないなと思う。

<リスク選好下位25%指数>
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中央値はど真ん中50となっているので、それより指数が上・下のどちらかにあるかを見るのは一つのポイントになるだろう。
ただ意外だが異様に0で偏っているのも見られるので、50を割ったからといって全力買いすると思わぬ怪我をするということもありそうだ。
ちなみに上記分布図の上位16%のデータは73.2となるため、それより上の場合は如何に利益確定売りをこなしていくかを考える方が賢明なように思える。

<リスク選好Median指数>
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圧倒的に100が大きいので、100だからといってロングができないわけではない。
ただし中央値自体は77.75なので77.75より上は相場がブルな状況、それ以下はベアな状況というぐらいのイメージを持てばいいのではなかろうか。
50に行くと相当程度ベアな状況ということもわかり、よっぽどのことがないと50より下はそうそうないということがわかる。

<リスク選好上位25%指数>
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これは特に統計とかを取る必要性もないだろう。
100でなければロングを考えるべきという以外は特に示唆するものはない。
ただし100だからといってロングは検討してはいけないかというとそういうわけではないほど指数値が偏っているので、上記指数が100の時はリスク選好が下位の人達の指数を見ながら投資判断を下していくことになるだろう。

<Most Bullish指数>
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<リスク選好上位25%指数>とほぼ考え方は同じである。
200未満の数値の場合はどうロングするかを考えるステージになっている。
一方で、200の時はリスク選好が下位の人達の指数を見ながらポートフォリオをどうするか考えるべきところかなと思う。

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