【日本株週間展望】不安定、米FOMCを見極め-自民党総裁選も

おかわり過剰流動性なんてあるわけない。

次回FOMCが16日深夜にあるわけだが、ここは個人的には相場的に最も危ない地点だと考えている。
全ては過剰流動性がキーワードになる。
ここまで相場が上がってきた原因を今一度思い出してほしい。
もちろんワクチン期待や将来の景気回復というのも一定程度あるだろうが、もっとも重要なのは各国中央銀行によるQEによる新規資金供給なのである。
これが成長期待もあいまってナスダックにバカスカ資金が入って相場をありえないレベルにまで押し上げていった。

特にこのブログでは何回も言及している通り、ありえないレベルでコールオプションを積むというリスク管理なんてはなから考えていないような取引が横行している。

<過去参考記事>

オプション市場を見るとみんな人間やめてるって感想しか出ない相場

先週から今週にかけてはこのコールオプションを調子こいて買っていた人達が全員ぶっこいて上の値段で大量に取り残されている。
これらの人達が救われるにはそれなりにでかい資金供給が必要になるだろう。
しかし、それが次回FOMCではたしてでてくるのだろうか?

個人的には十中八九ECBの時と同様な逆噴射が発生するものと考えている。

<過去参考記事>

ECBの金融政策決定会合は普通に逆噴射


新規失業者保険申請数も一応はそこそこの水準で低下し始め、住宅はモーゲージ金利の低下でバンバン売れていて、リスク資産価格は最高値にある。
このような中で貴重な追加金融緩和玉をFRBが出してくれる、あるいは出すことを匂わせることさえしてくれないものと考える。
これが発覚した時点で超長期金利上昇に加えて相場は不安定化が増して行くものと考えている。
市場では中長期的な金融緩和フレームとかなんとか言っているけど、重要なのは目の前の新規大量国債発行をカバーするための資金手当てである。
これがない限り相場の不安定化を避けるのは難しいと思われる。

一応自分は45%程度キャッシュを保持した上に、中長期ロング玉の1/3程度をカバーできるようにERY(石油セクターインバース)・ZSL(シルバーインバース)・日経ダブルインバースを持って防御力を固めている。
日経ダブルインバースが不本意なレベルで踏まれているが、本命ERYが育ってきており、今のところはそこそこ順調といったところだろうか。

<過去参考記事>

米国石油セクターショートを追加


ERYはまだ積める余地があると考えているので、引き続きリスクオフ目線中心での立ち回りを継続したいと思う。

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