中国当局と銀行、「金爆買い」抑制へ 取引口座新設を禁止

犯人はお前だったのか。

ここまで貴金属類の上昇は個人的には先進国でのETF買いと機関投資家の買いが中心だと考えていたのだが、上記ロイターの中国当局が貴金属取引口座新設禁止ニュースを見て中国人が途中から参加していたことが確認され、完全にその要素を失念していたと思った。

特に銀が金より爆騰していたのは、20世紀まで銀本位制の通貨制度を持っていて、銀投資になじみのある中国人が殺到したことによるものだというのがなんとなく想起される。

<中国の貨幣の歴史>

中国の貨幣制度史 - Wikipedia



一般的にバブルというのは普通はなんとなくはじけるというケースは少ない。
どちらかというと金融当局が途中でバブルが発生していることに気づいて、規制強化に向かう。
ただし、一回目の規制強化ではじけるかどうかはわからず、規制強化とバブルが同時進行して、最後の最後で規制強化の影響が上回り価格が暴落するというのが一般的なケースだ。

一般的には先進国は貴金属に取引規制を用いることは少ない。
あまりにも変動が急だと先物市場で証拠金引き上げによる規制強化はあっても、上記の中国のような新規取引口座開設禁止みたいな極端な策はしてこない。

今回中国はなぜ貴金属取引の規制強化をしたのか?
特に中国の場合は自国通貨が外貨に流れるケースには非常に敏感である。
貴金属についても中国は一般的には外貨同等物と認識しているので、あまりにも貴金属へ資金流入が起こると、それは元安圧力および外貨準備高の減少につながる。
そのため今回金もそうだが、その他貴金属が金を上回るスピードで価格上昇したところに人気が殺到したということもあり、元から貴金属への変換が大量に生じることになった。
中国政府はさすがに足元の動きは許容できないということでいきなり新規貴金属取引口座開設の禁止を各金融機関へ通達することになった。

金は市場厚みが大きいが、どうしても銀以下になると市場規模が小さくなることから、この中国の規制強化はそこそこインパクトが大きいものになるだろう。
少なくとも個人的には銀価格は一旦22ドルぐらいまでの調整はあってしかるべきだろうと思う。
 
<銀価格のチャート>
タイトルなし


ただこの一回の規制強化だけで一気に貴金属上昇がはげるとは思えないので、自分がここらへんかなと思うラインを決めてゴールドやシルバーには再参戦してみたいと思う。
あと景気盛り上がりに期待するならパラジウムでもよいように思える。
一方でプラチナはゴールド・シルバーとパラヂウムの両方の中間みたいな中途半端な位置づけ感が強いので、こちらは別に触らなくてもいいかなと感じている。

ちなみにあまりにも巻き戻ると連動でドル買いが発生するため、相場全体へ悪影響をおよぼす可能性も考慮しておきたいところだ。

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