一部機関投資家が少し資金を入れるだけでこういう動きになる。
通常大きな金額を扱う投資機関(年金基金とかSWF)などはポートフォリオにおいてゴールドやシルバーを入れるということはごく一部に留める傾向にある。
それはゴールドやシルバーは市場規模が小さく、自分達の買いで簡単に値段が動いてしまうからだ。
加えて利回りがないということもあり、年間リターン目標を合理的に決める必要性のある機関投資家にとっては価格上昇という運否天賦にベットするような資産は主要投資対象物としてはなり得ないという事情もある。
しかし、一部機関投資家がもう投資先がないという形で無理やり投資資金をつっこむと貴金属市場はどういう動きになるのか?
特に市場規模が小さく、実需もプラチナやパラヂウムと比べて比率の低い銀はまさにそれを象徴する動きを見せる。
銀は市場規模が3.5兆ドル(価格によるが)しかなく、金の7.3兆ドルの半分以下しかない。
なおアップルの株式時価総額が1兆ドルというのをしると、金も銀もアップル10社分以内ぐらいのマーケットに収まる。
これは世界の国債市場・株式市場・不動産市場と比べると非常に少ない。
<銀の市場規模>
<金と世界の流動性資産との市場規模比較>
<銀価格のチャート>
今回の銀価格は20ドルぐらいまでは一旦ありうるかなあと思っていたら、それをはるかに上回る動きを見せ、これがバブルかと思わせるものとなった。
銀価格のこうした突発的な動きは大抵裏側に個人や公的機関だけでなく、顧客から資金をあずかった機関投資家系がいる。
銀価格のバブルから崩壊で有名な話といえばハント兄弟の話がある。
ここでは詳しく述べないので下記を参考にしてもらいたい。
昔からゴールドやシルバーは資産価値を保全するものとして個人富裕層を中心に歴史があり、またゴールドは外貨準備としても蓄積される形で利用している。
しかし産業革命以降の爆発的な経済の拡大に伴って、金本位性・銀本位制では通貨の供給が経済の拡大に合わせることができなくなり、通貨としての役割を担わなくなり、いちコモディティとしての地位におさまった。
ゴールドならともかくシルバーが工業製品需要が停滞している状況や米国の経常赤字が膨らまないうちに爆発的に価格上昇するのは比較的短命に終わるものと思われる。
しばらく自分も銀市場に参戦をしていたが、米国の経常赤字が拡大しないうちにこういう動きをされるとさすがにそれはないんじゃないかなあという感想になる。
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通常大きな金額を扱う投資機関(年金基金とかSWF)などはポートフォリオにおいてゴールドやシルバーを入れるということはごく一部に留める傾向にある。
それはゴールドやシルバーは市場規模が小さく、自分達の買いで簡単に値段が動いてしまうからだ。
加えて利回りがないということもあり、年間リターン目標を合理的に決める必要性のある機関投資家にとっては価格上昇という運否天賦にベットするような資産は主要投資対象物としてはなり得ないという事情もある。
しかし、一部機関投資家がもう投資先がないという形で無理やり投資資金をつっこむと貴金属市場はどういう動きになるのか?
特に市場規模が小さく、実需もプラチナやパラヂウムと比べて比率の低い銀はまさにそれを象徴する動きを見せる。
銀は市場規模が3.5兆ドル(価格によるが)しかなく、金の7.3兆ドルの半分以下しかない。
なおアップルの株式時価総額が1兆ドルというのをしると、金も銀もアップル10社分以内ぐらいのマーケットに収まる。
これは世界の国債市場・株式市場・不動産市場と比べると非常に少ない。
<銀の市場規模>
Size of the Silver Market
<金と世界の流動性資産との市場規模比較>
<銀価格のチャート>
今回の銀価格は20ドルぐらいまでは一旦ありうるかなあと思っていたら、それをはるかに上回る動きを見せ、これがバブルかと思わせるものとなった。
銀価格のこうした突発的な動きは大抵裏側に個人や公的機関だけでなく、顧客から資金をあずかった機関投資家系がいる。
銀価格のバブルから崩壊で有名な話といえばハント兄弟の話がある。
ここでは詳しく述べないので下記を参考にしてもらいたい。
投資の大家に学ぶ 銀買い占めて破産したハント兄弟|マネー研究
昔からゴールドやシルバーは資産価値を保全するものとして個人富裕層を中心に歴史があり、またゴールドは外貨準備としても蓄積される形で利用している。
しかし産業革命以降の爆発的な経済の拡大に伴って、金本位性・銀本位制では通貨の供給が経済の拡大に合わせることができなくなり、通貨としての役割を担わなくなり、いちコモディティとしての地位におさまった。
ゴールドならともかくシルバーが工業製品需要が停滞している状況や米国の経常赤字が膨らまないうちに爆発的に価格上昇するのは比較的短命に終わるものと思われる。
しばらく自分も銀市場に参戦をしていたが、米国の経常赤字が拡大しないうちにこういう動きをされるとさすがにそれはないんじゃないかなあという感想になる。
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