VIXの読み方と債券の未来:ジェレミー・シーゲル

ファーストペンギン待ち。

土日でいろいろ確認していると、日経ダブルインバースがいよいよ再び参加者全員含み損のレベルに到達し始めており、SNSパトロールをしてみるとかなり前段階で日経ダブルインバースに投資している人達が相当な含み損を抱える事態になっていてかなり苛立っている感じがし始めてきた。

<日経ダブルインバースETFのチャート>
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まあそもそも一定程度持っている株ロングに対してのヘッジならまだしも、マネーショートの映画みて勘違いして華麗にショート決めようと思って裸ショートしてしまった人は色々反省すべき点の多い相場つきとなっている。

ただ以前よりは自信満々にショートしている人はかなり減少しているということや、個人的にも株価水準が高いことは確かだと思うので、もはやここまで来ると株価が下落するのはきっかけ待ちという状況になる。
きっかけが出てくるまでは安易に株ショートみたいなことをやるとじりじりと追いつめられる雰囲気がしていて、少し怖い感じがする。

ではそのきっかけというのは何を見ればわかるのだろうか?
自分が色々データを見る中で、一番リスクオフと同時に反応するのはCBOEが公表しているVIXコール出来高の増加だと思う。

<VIXコール出来高5日平均のチャート>
タイトルなし


確かにVIXの数値は以前として20台後半と通常の相場であればリスクオフ局面だが、足元このVIX指数が全く使い物にならなくなっている。
それは記事先頭のリンク先記事を見てもわかると思う。
足下でプットオプションを買うイントが強いこともあり、プットオプションの価格が高止まることによってIVが高めに出ていることがVIX指数自体の数値押し上げに寄与してしまっている。
一方でこちらのCBOEのVIXコール出来高を見ると、VIX指数は依然として高いものの出来高は非常におとなしい。
過去データを見る限り本当に相場がやばい時はほぼ同タイミングでこのVIXコールもバカスカ出来高ができながら相場は下落している。
なので、今回ここまで来るといつ相場が下がるのか誰もわからない状態になっているので、このVIXコール出来高の具合を見ながら動くので株ショートは決して遅くはないと思う。

先週の木曜日は相場付きは最悪とも言える動きを見せていたものの、翌日のVIXコール出来高を見ると全く出来高は動いておらず、ヘッジするまでのことはないと市場参加者が思っているということである。
そういった意味で木曜日の下げは醜悪ではあったものの、まだ下げ直結という事態にはつながっていない。

なので株ショートを思いっきりふって利益を上げようと思うならば、まずはこのVIXコール出来高が増加するところを見てからで今回は遅くはないと思う。
それまでは株ショートではなく、やはり何か別の投資手法を模索する必要性があり、個人的には米債・貴金属ロングらへんがはかどるのではないかと思う。
(個別株銘柄動向についてはわかりませんので、そこはおこのみでロングショートするしかない)

<過去参考記事>

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