ISM非製造業景気指数詳細 全体的に大きく改善



信頼感指数があてにならない感じがする。

足下でISMの製造業景況指数や非製造業景況指数などが50を上回ったりして指標が絶好調のように見えるが、こういう景況指数は国民性やその場のノリで答える例が多い上に、購買担当者がネット情報などを参考に株価に同調した回答するパターンも見受けられるように個人的には感じている。

<過去参考記事>

IT技術の進化によって先行指標の有用性は低下しているという仮説

そこでこういう景況感指数でなにか判断できるものはないかと考えると、自分が今最も米国消費動向先行きとして見ているのがウエイストマネジメントの株価である。
ウエイストマネジメントとは米国国内でゴミ処理業をしている最大手で米国全土にてゴミ回収と処理を行っている。

<ウエイストマネジメントの株価チャート>
タイトルなし

本当に消費が堅調というのならそれに比例してゴミも出るはずである。
少なくともゴミが増えるという期待が持ち上がり、ウエイストマネジメント株価もそれに歩調を合わせて回復するはずであるというロジックを立てている。
そういった意味では6月頭までの上昇というのはウエイストマネジメントの株価もきちんと米株指数に合わせて上昇していたので、これはきちんと中身が伴った期待上昇であると感じる。

一方で6月頭以降は非常に怪しい。
ウエストマネジメント株が全然動かなくなっている。
というよりも下がりそうである。
極東に住んでいる人間が理解できなくても、もっとウエイストマネジメントに近い人間達が考えていそうなことはこんな感じだと思う。
「6月頭までは確かにゴミの量の推移見ると最悪期は越えたなって感じがする」
「だけどここ最近消費が堅調に向かうってニュースで行っている割にはゴミが増加しそうな気配がない」
ゴミが出ないのに米国消費堅調期待が株価を持ち上げるというのははたして整合性が取れるのかはなはだ疑問であり、基本的についていきたくないという感想しかない。
(まあこれであとかウエイストマネジメント株が上昇して追いついたら完全に当方の予想が外れているということですが)

ただじゃあ株ショートすればいいかというとこれが難しいのは今回の相場で何回も裸ショートかけて燃やされつくしてきた人達を見ると承知の通りだろう。
そういった意味では二番策として米債ロングかゴールドロングで株下落ヘッジをかけるぐらいで様子を見ながらどう最終的にはヘッジショートを考えるかというステージになってきていると感じる。

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