一旦さすがに休憩でしょう。

俄かに金が新高値超えそうということで様々なニュースサイトでは金に注目する記事が増加している。

<金価格のチャート>
タイトルなし


<参考ニュース>
金先物価格が6000円台に、新型コロナ終息でも安心できない世界

昭和57年来、初の6000円台!東京金の現状と今後を分析



確かに景気の先行き不安感と、それに対処するための国債乱発が通貨価値を毀損するという話はもっともな話だし、ロジック的には合っている。
しかし世の中にドルはまだ出回っていない。
ドルが出回る時というのは米国が輸入を通じて大量に世界にばらまく必要性がある。
しかしご存じの通りコロナウイルスの影響で世界の貿易はまだ心停止状態にあり、全然ドルはばらまかれていない。
また新興国にとってもう一つ重要な外貨調達手法の一つとして出稼ぎ労働者の送金が挙げられるが、こちらも米国でご存じの通り大量に失業者が出ているのを見ると、こちらも期待は薄いとしか考えられないし、今現在新規失業者保険申請数見てもまだ200万件台と過去に例を見ないレベルの失業が発生している。

<参考ニュース>
米失業率、4月の実態は20%近く 労働省「隠れ失業者が多数」

<過去参考記事>

新興国の最後の外貨ファンディング命綱が切れそう


そうなると新興国は流入フローだけで経常赤字をファンディングすることはできない。
そのため手持ちの外貨準備高を削りながらこのドル不足を補う必要性が出てくる。
新興国の外貨準備高にはドル以外にも大量に金が含まれている。
一時期は新興国は通貨の毀損性を気にして金を買うのがブームになっていた。
だからこういう時は金を売りながらのオペレーションになる。
(なお数年前の金価格がクッソ安い時にベネズエラが窮地になった時に外貨準備高の大半が金で爆死したなんて話もあったりする)

なので、現在の金買いパワーはETFを通じた資金一本足打法である。
本当に金が無限バブルに突入するには、やはり新興国が外貨準備高を貯める過程の金買いが必要だ。
それなしで1・3年移動平均線より1σも高い位置に現在のプライスがあることはやや過大評価だと思われる。
しかし、その復活には米国の輸入・消費活動・雇用が正常化する兆しが必要で、それなしに新興国の外貨準備高蓄積による金買いバブルが発生するというのは時期尚早の期待だと思われる。

注目するのはわかるが、このプライスで中長期投資で手を出すのは愚策のように思える。
個人的にもどこかでポジションを取りたいが、1650ドル台前後あたりまで引き付けて割高感が消えてからにしたいと思う。
あるいは過去移動平均線と比べて割安感が消えればよいので、今の値段を保っていても横ばいなら時間がたつほど割安になるという感覚を持ちながら金買いタイミングをはかりたいと思う。

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