米国市況】原油価格の崩壊止まらず6月限が急落-も大幅続落

4/21の相場の動きはなんとなく嫌な雰囲気であった。

<QQQのチャート>
タイトルなし

QQQの動きを見ると出来高が増加しながら下落するという典型的な大口売りパターンとなっている。
既にNDXは一旦年初来プラスになったということもあり、普通に考えるといくらなんでも戻りすぎでしょと我に返るプレーヤーが増加したことは想像に難くない。
加えて原油が完全に常軌を逸した異常事態が発生している。
また直近ではシンガポールがロックダウンを一ヵ月延長するなど、そもそも5月前半でロックダウンが解ける(あるいはそういう状態になる)ということを前提に動いていた相場が徐々にどのタイミングで再度ロックダウンのケースが再増加するかということにも懸念を抱き始めている。
そういったことを考えると底値買い勢がそこそこ値幅取れたし、ポケットに金ねじ込んで逃走し始めているということは当たり前の動きだろうし、そうなるともう資本主義への信仰心だけで株を買う後続勢はいないことを意味するので、株価的には苦しい展開になるのも想像できるかと思う。
一応は上記チャートでも描いたサポートラインで止まる可能性もなくはないが、それを期待するのは年初来まで一回ぶちあげたNDXに期待するのは少し過剰期待なように思える。

さてではどの辺が二番底の雰囲気になるだろうか?
これを以前に使ってまさに的中度の高かった出来高分析から始めてみようと思う。
以前に使ったPythonコードでデータを引っ張ってきて計算をしてみたいと思う

<過去参考記事>

今回の売りが収まるまで冷却期間はどれぐらい必要なのか


<その他個人的に作成したPythonコード群>
【コピペでOK】個別銘柄の株価をスタート日を100として指数化するpythonコード

【コピペでOK】投資の役に立つ気になる銘柄のグーグルニュース一覧をPythonで自動的にエクセルに引っ張ってくる方法

【コピペでOK】PythonコードでS&P500指数の構成銘柄のうち前日比上昇した銘柄数を計算する方法

3/23を起点として4/17までのQQQの総出来高は12.4億口となっている。
 4/21の出来高はそこそこ下落して出来高は多かったがそれでも出来高はしょせん0.7億口程度だ。
おそらく2/21-3/23に発生した異常な出来高のような投げざるを得ない人が無理やり投げるという感じではなく、底値で買えた人達が利益確定のために大き目にロットを落としてくるという動きがメインになるはずだ。
それを考えればここからの出来高は0.5億口ぐらいのアベレージで推移するぐらいの認識でよさそうな気がする。
そう考えれば5/22あたりで大抵の利益確定ややれやれ売りが終わるのが見えるはずなので、中長期ロングを入れるならそこらへんを一つ検討してもいいかなと思っている。

<QQQの予想出来高動向>
タイトルなし


ただ上記想定で難しいのは、今回のシミュレーションの最中に無理やり売らざるを得ない人が出てくるかどうかである。
無理やり売らざるを得ない人が出てくれば、上記12.4億口にくわえてプラスアルファで投げられる出来高を足しておく必要性がある。

とにかくサインが出たので、中長期投資ロングの追加というのは最低でも5/22まで我慢しておく必要性があるように個人的には思う。
デイトレについてはお好みでいいと思うが、どちらかというとショートの方が分があるようにも思える。