相場の下げをけん引しているので、引き続きフォロー中。

・感染者数はやはり数百人で留まるわけはなく、合計は既に数千人単位のケースになっている
・基本的な致死率は今のところ2-3%とやはりSARSと比べると低い。
・SARSの時は中国の症例数は隠蔽されているので、単純な発症者絶対数の比較はあまり意味がない。
・一般的には致死率が低いものの方が感染率は高まるので見た目の感染者数はSARSより多くなる可能性は否定できない。
・死亡者も高齢者であったり何かしらの持病を持っているケースが非常に多く、平常者がいきなり死ぬ可能性はそこまで高くない状態。
・中国で様々な行事がとりやめや延期になっており、短期的には明らかに中国の景気下押し要因
・中国国内で感染拡大を食い止めるために様々な移動制限がかけられ始めており、旅行客減だけでなく、サプライチェーンの混乱も見られる展開
・武漢内にある工場は操業延期が多数出ている。
・各国が武漢内から出られない自国民運送のためのチャーター機を飛ばす予定
・米国や欧州でもぽつぽつと感染例が出てきているが、SARSの時と比べると中国当局の対応が速いせいもあってか国外で爆発的に感染者数が増加しているという感じではまだなく、確認感染者数もまだ2桁台。
・中国国外では死者はまだゼロ。
・中国の公的病院は基本的にクオリティがクソなので、野戦病院チックになっているのは正直しょうがない。
・中国では交通制限、フィリピンなど一部強権的新興国では武漢からの来訪者送還などが行われているが、法治国家である先進国ではこうした強権的手法は準拠した法律が存在しないことから難しい。
・ネットでは日本語・英語・中国語問わず真実なのかどうかよくわからない情報が飛び交っており、信ぴょう性が薄い情報が大量投下されている。
・武漢市長が責任取らされている。
・中央政府は今回は情報共有に比較的オープンな姿勢を見せているが、どちらかというと地方政府が隠蔽を働いているといった感触がする。

相場の今のところの状況は以下の通り
・日本株はやはりアジア新興国株を売れない分米国株対比で大きめに下げている。
・中国本土株や香港株は春節明け5%下げぐらいが今のところのコンセンサス
・特にインバウンド絡み銘柄は厳しい下げになっており、これは至極当然な動き
・JREITはホテル銘柄が厳しい動きだが、指数全体でみると下げは軽微
・中国の武漢中心に多くの工場が休暇明け操業を延期せざるを得なくなっている
・米国株および米国ハイイールドも売り場を模索していた人達の理由付けになっておりそこそこの値幅を伴って売られている。
・バンクローンはまだ若干程度しか売られていない。
・米国10年債は1.6%と久々の低水準
・一方で為替は米ドル円がまだ底堅い(ただし一般的には債券より為替の方が間違うと言われている)
・クロスカレンシーは全般的に弱くて、ドル円だけ見ていると相場間違えそう。
・株と同様にド派手に売られているのがコモディティで原油・銅中心に結構きつい下げ方をしている。
・MCHIは結構出来高を伴って売られている
・地味にコモディティの売られ方が米株よりきつめ

こういった状況を見ていくと相場インパクトはSARS以下だがMERS以上ぐらいという認識で良いのではなかろうか?
そうなると調整期間は2-3ヵ月ぐらい見積もる必要性があると見ているが果たしてその判断は正しいのかどうかじっくり各資産の動きを見ながら考えていきたいと思う。