米住宅着工、13年ぶり高水準 利下げと好天候が後押し

最初統計が嘘くさいと思ってたけど、もろもろ照合していくと確かにそうだなと。

前に発表された米国住宅着工がいきなりジャンプして最初この数値ほんとなんかいなと思っていたが、色々状況を確認していくと確かにそうなんだろうなと感じている。

<米国住宅着工件数>
タイトルなし

この米国住宅着工の大幅増加は新規許可建設件数で動きとしては見えていたものなのかなと思われる。
一部はちょうど許可建設降りて一気に年末にまとまって完成したという案件があるものと思われる。
ただ個人的にもこのレベルで住宅着工件数が増加するとは思っていなかった。

<米国新規建設許可件数>
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ただものすごい盛り上がっているかというと中古住宅販売の動向を見ると、一旦下押ししたレベルから回復してきましたねというレベルかなあとも思える。
こういうデータを見ると、リーマン前と比べると住宅に勢いはないものの、業者が過剰在庫を抱えるのを恐れていて逆に過少在庫気味で推移しており、新規に建設してやろうという動きが見えているように個人的には思っている。

中古住宅販売:12月は約2年ぶり高水準、在庫難で価格も上昇

<米国中古住宅販売>
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これら米国住宅指標が好調なのは、やはりモーゲージ金利の低下が大きいと思われる。
特にFRBの利下げがもう合っても一回レベルというのがわかっているので、この過去最低レベルに低いモーゲージ金利調達するっきゃないという動きは妥当な動きだろう。
というよりFRBもこのデータ見てこれ以上金利を下げていったら本当にバブルが発生してアンコントローラブルになりかねないという感覚を持っているように思われる。
(今のところはまだそのレベルになく、会合においても言及はなされていないが)

<モーゲージ金利の推移>
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ちなみにこのモーゲージ金利の低下は単に住宅需要の押し上げに聞いているだけでなく、米国の小売り消費の盛り上げにも聞いている。
なぜなら米国で住宅を買っている人はこうした金利動向に敏感で、金利が低下してくればさっさと低金利に切り替えていく。
そしてそれで浮いたお金を平気で全部使うといった習慣がある。
これが昨今世界的に景気が低迷しているはずなのに米国の景気が維持できている要因である。

逆を言えば、次に相場が本当にがたつく時というのはモーゲージ金利が上昇していき、小売りも徐々に元気がなくなっていき、米国住宅販売状況も落ちてきた時ということも明白なので、このモーゲージ金利の動向はつぶさに観察していく必要性があるだろう。