半導体市況 回復基調に TSMC、5四半期ぶり増益

設備投資にコミットするということはかなり自信があるのではなかろうか。

半導体関連業界に投資している人にとっては非常に重要な意味を持つ台湾のファウンドリー大手TSMCの決算発表内容を見ると、半導体業界について回復が始まっているのかなと思われる内容はコメントがちらほらと見え始めている。

<決算内容についてはこちらから>
https://www.tsmc.com/japanese/investorRelations/quarterly_results.htm

まず直近決算が好調であり、これはiPhoneの売り上げが予想より好調であったということだ。
またスマートフォン向け半導体出荷でいうとファーウェイもアップルに次ぐ発注者であるが、こちらもいくつかのニュースでは好調に推移したということで、売り上げの半分を占めているスマートフォン向け半導体が底堅い動きをしたということだ。

<TSMCの売上高ブレイクダウン>
タイトルなし


そしてここが一番投資家にとって注目すべきポイントとなっており、今年の設備投資金額を従来の100億USDから140-150億USDに増やすというガイダンスをぶちあげてきた。
決算会見ではスマートフォン向け半導体だけでなく、5G向け・自動車向け半導体に関しても自信を持っていると言っており、中長期的に地震を持っている証拠だと市場参加者は楽観視に傾きつつある。
一応はこのTSMCの決算をきっかけに過度な半導体業界の落ち込みといったのは払しょくされそうな予感がする。

ただし注意したいのは、半導体関連の銘柄の動きを見ると、このニュース自体はすでに気づいている人もいる・あるいはそういった産業に関わっていてちらほらポジティブな話を聞いていて知っているという人もいたんだろうなと思うような動きをしている銘柄が多い。
東京エレクトロン、ASML、アプライドマテリアル、アドバンテストなどいくつか挙げられる。
(各銘柄の株価動向は各自で確認してほしい)

なのでじゃあこのTSMCの設備投資金額積み増しというニュースでそれ買いだと安易に向かっていくというのは間違っており、改めて各企業の株価フェアバリューをにらみながら取り組んでほしいところだが、そうはいっても世間一般で心配されているよりは半導体業界の景気は底堅いんじゃないですかねというのを表していると思われる。

一部ではいやいや、この半導体需要の強さは仮需であり一時的なものという見方もあるようだが、個人的にはそうだとすればここまで設備投資を増額することはないのではないかと思うので一応自分は経済に対して強気派ということで。
(ここらへんは各自判断してもらいたい)