株価指数リアルタイムグラフ - 東証REIT指数



いくらなんでも馬鹿げたチキンレースからは降りたい

JREITについては金法勢から買い遅れているということもあり自信ありといったところだったが、ここもとの上がり方は少しペースが速すぎると感じている。
特に足元は月末の日銀決定会合での追加緩和期待だとかで上昇材料が増加しているとかいう話だ。
個人的にはさすがにこれ以上金融政策でどうのこうのできることは少ないと思う派だし、地銀の苦境を考えればやるべきでもないと思っている。
そしてそういった金融緩和期待を前提としたJREIT買いも入っているとかいう話もあるようだ。
いやー、それは日銀決定会合前にあんまりにも上がりすぎると自己実現的にそれに期待しちゃっているという評価になってしまうため、通常は日銀決定会合後に期待剥げで売られるというのは目に見えている。

今個人的にはJREIT指数については過去の配当利回り動向を見て考えると2400ptを利食いポイントだと考えている。
現状は2400pt以上はリスクリターンが見合わない領域になるため、やはりそこまで行ってしまうといくらマイナス金利で買わざるをえない生保・地銀勢でも躊躇するレベル感になるだろうと感じる。
10月に入ってからの上昇確度が続いてしまうと、計算上は日銀決定会合前ちょうどぐらいに2400ptに到達してしまうような勢いなので、10月下旬に改めてどの位置に東証REIT指数がいるのかを考えたい。
一旦2400ptにたどりつくと過去の配当利回りの上限に限りなく近いレベルに到達してきていることからリスクリターンが徐々に見合わなくなってくる。
個人的にはそのようなリスクは取りたくないと思っている。

それに日銀決定会合期待ならそれが裏切られた後に、過去の例を考えれば大体半年ぐらいうだうだ横ばいが続いたところで途中で投げが入り、ここまで上げた分の半分弱ぐらいを吐き出したところで下げ止まるだろうと個人的には思っているので、それをじっくり待ってもよいだろうと思う。
JREITの配当水準だってオフィスの家賃がもとに決まっているんだから、そんな家賃がばかすか節操もなく上昇するような経済情勢でもないし、現状は2400pt以上(配当利回りでいうと3%切るか切らないかぐらいの水準)はバブルでもない限り手出し無用であろうと思う。
(というより配当利回り3%きっちゃうと今メタメタに売られている高配当株の方がよっぽど魅力あるように思えるのは私だけであろうか?)

逆に言えば2400ptまで上昇するというのに対してはそこそこ自信が個人的にはある。
それは東証REIT指数が2200ptの段階でまだ下記のような浅い分析の記事がのっかったりしているからだ。

「J-REITは上がる」と信じる人がハマる落とし穴