トルコ中銀、政策金利3・25%下げ 2会合連続下げ

想像以上に足元の相場はリスクオンに傾いているのではないだろうか

ちょっと個人的にはおやっと思ったのが木曜日のトルコ利下げに対する反応だ。
トルコは市場予想2.75%の利下げに対して3.25%の利下げをかちこんできたが、それでも一部アナリストが予想するほどの大幅な利下げではなかったということでトルコリラは対ドルで1.5%近く上昇した。

個人的にはトルコはエルドアン独裁暴走体制になっていて、その間はもう海外投資家はトルコエクスポージャーはまともに上がらないんじゃないか、利下げを慣行するたびにトルコリラは下落するのではないかと考えていた。

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おそらく7-8月のリスクオフの時はそうだろうが、どうやら9月においては自分の考え方は完全に間違っていたようだ。
FRB筆頭に先進国の再度の金融緩和がなされることに加えて、トランプ大統領が次回選挙のためのパフォーマンスを見せるために中国やイランとの何かしらの合意をとりつけようという焦りが見え始めていることから、トランプ政権のわけのわからないリスクオフを引き起こす強硬策は当面ないだろうと市場が見極め始めている。

ドイツがさらなる景気悪化に対して財政出動するという口先プットを行っていることも一つの材料だろう。
また前回は最後は全員巻き込まれる形であったが、世界各国の製造業景況指数が悪化しつつあるが、非製造業についてはそこまでどぎつい悪化は見られておらず、米国景気はそこまで大きな問題は起こっていないという認識が浸透しつつあるのかもしれない。
そう考えると9月のリスクオンについては売り方の想像より上にリスク資産価格は到達する可能性が高いのかもしれない。

なので一番リスク資産が安いところで売りから入ってしまい、現在ギリギリの状態に置かれている方は残念ながら全部持っていかれる可能性の方が高いように思える。
一方、新規で売りを立てる人の論理からすると、いやいやトルコリラみたいなクソ通貨が理由こじつけで買われているというのは相場的には末期だから、上がるたびに順繰りに売りあがっていくというやり方は論理的には合理的なやり方というようにも見えるので、その戦略はありかなと思われる。

また新興国資産全体でいうと、以前ほど貿易が伸びない中で、経常赤字国で国際収支の天井にぶつかっている国が多いことを考慮すると、相当選別しないと難しいなと感じ、あまり新興国に対しては楽観的には感じていない。