トランプ米大統領、ボルトン氏は対北朝鮮で「失策」 後任5人検討

結局トランプ大統領の考える外交のゴールはどこにあるのか

ここにきてトランプ大統領がジョンボルトン補佐官をクビにしたというニュースが出てきた。
(というよりこういう重要な情報が最初はトランプ大統領のツイッターアカウントから発信されるというアレな状態)

そしてさっそくトランプ大統領はイラン制裁について緩和するかどうかを議論しているという内容がニュースで漏れ伝わった。
とりあえずボルトン補佐官のサウジアラビアとイスラエルのご機嫌を全面的に取るためにイランに強硬な対応をする外交は失敗し、強硬策の一部は撤回されるという兆しが出ている。

このイラン制裁緩和は原油価格にとってはマイナスファクターであり、今までイラン制裁で市場に出回っていた原油量が抑えられていのが拡大するとなるとWTIベースで60USD/バレル以上を維持していくには景気の盛り上がりか、さらなるサウジアラビアの減産が必要になる事態になっている。
一方でリスク資産的には不透明要素の緩和という材料になるため少なからずポジティブな影響が出ている。

<WTI原油価格のチャート>
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しかしトランプ大統領の関税以外の外交政策は一体何を目指していて、どこをゴールにしているのかさっぱりわからない。
今回のイラン制裁だって元々はオバマ時代に悪化したサウジアラビアとの関係改善やユダヤ人の票田獲得のためのイスラエルへのご機嫌取りのためにやっていたはずだ。
加えてイランが自国の資金を使って革命を輸出(スンニ派閥に対抗するためのテロリスト集団への資金援助)することを阻止するための策でもあったはずだ。

シリア情勢だって一応はイランマネーを絞らせた効果もあり、以前より情勢が落ち着いてきていたはずだ。
そもそも当選して以降、ニュースではトランプ大統領はそもそも外交にさほど興味を持っていない(関税は経済政策の一つなので別)と報じられていて、自分の選挙に有利になるような成果を出せない外交官は次々とクビにしていくという事態が政権発足時から続いている。

ニュースではベネズエラのマドゥロ政権の転覆に失敗してボルトンにぶちぎれるトランプ大統領の姿もあったと報じられていたりする。
特に足元のトランプ大統領の焦っているような外交の姿は次回の選挙時に外交でこれだけディールを成功させてきたとアピールするためだけの材料であり、米国が世界の外交においてどういった位置づけとして動くべきなのかは微塵も考えてないんじゃないかなという解任劇だと感じた。 

ただ一説ではボルトンが辞任したいという申し出に対して、政権としてメンツを維持するためにトランプ大統領からクビにしたという形式にしたとも噂されており、解任劇の真実は非常に不透明だ。