ヘッジファンドに痛手、成長株の低迷とバリュー株の回復で

この2日間の米国株は代表的な指数自体はさほど動いていないように見えるが、個別ではかなり激変な動きをしていた。

今までわっしょいわっしょい買われてきたグロース株(高PER、高PBR)銘柄を売って死ぬほど見捨てられてきたバリュー株(低PER、低PBR)銘柄への資金を振り返る動きが顕著であった。
自分が見ている米国グロース銘柄だと、Shopify、ADP、Adobe、Visa、Akamai、Starbucks、AMD、Microsoftなど顕著に売られた。
一方でFacebook、Tapestry、Fedex、Apple、Exxonmobil、GMなどの比較的PERの低い銘柄は買われる傾向となった。
ただし、CocacolaやP&Gといった高株主還元銘柄で債券利回りの低下を背景に既に買われている銘柄については売りが目立った。

なので、これは純粋に昨日の米国株の値動きは今までセクターまるごとあるいは個別要素で嫌われていた、あるいはそう思われていたネームの大逆襲ということにある。
相場の流れとしては高成長・人気セクターの買い→安定的かつ高株主還元銘柄への買い→見捨てられてきたセクター・銘柄への買いといわゆる正常な相場循環が見られていることを意味している。
これは足元少し債券利回りが上昇していることから、一旦は景気見通しについて相当悲観した分というのは織り込まれており、駄目セクターもいくばくかの回復可能性があると踏んだ動きのようにも感じる。次に起こるのはこの相場循環が再び見捨てられてきたセクター・銘柄→高成長・人気セクターの買いに戻ってくるのか、いやいや一周したんだから一旦次はリスクオフでしょうという考え方どちらもありうるだろう。

個人的には買いポジション持っているのでどちらかというとそのうち再び高成長・人気セクターへの買いに回帰してほしいなと思ってはいるが、それがすんなり行くかどうかは正直わからない。
ただ、まだ見捨てられてきたセクター・銘柄への買いが始まって1日目ということもあり、どれだけ駄目セクターへの見直し買いが入るのかは観察するしかないかなと思う。
また駄目セクターもダメな状態がさらに追加で半年以上続くとなるとやっぱり駄目だということで再度売られ直すことは頭に入れておいてほしい。

あとはこの流れが米国株以外にも波及するかどうかで、足元は米国株買い一択な状況から米国株よりバリュエーションの低い各国株価へ波及してくれるとより面白みがありやりがいのある相場になると思われる。