https://www.mizuho-sc.com/ap/market/report/market/gmtopics/resources1/mf_stock_20190904.pdf

むうむうさん情報提供ありがとうございます。

2018年以降米国でも中小型株のパフォーマンスが大型株に劣後するという状態が続いている。
ずっとなんでだろうなあと不思議に思っていたところだが、上記むうむうさんが共有してくださったみずほ証券のレポートを見て、なるほどそういうことかと理解した。

タイトルなし

みずほ証券曰く、大きな要因は情報セクターの比率の違いということだ。
大型株では情報技術セクター企業の比率が一番高いが、小型株では金融が一番大きいという状態のようだ。
タイトルなし

足元で金融株のパフォーマンスは米国金利低下に伴う利ザヤ低下懸念で他セクターと比べてパフォーマンスが悪いことは確かだ。

また中小型株は大型株にあるようなインターナショナルの売上高が大きいわけではなく、大半は米国国内の売上高比率が非常に高いということだ。
しかし、昨今の米中貿易摩擦に伴い、トランプ政権が課している対中関税の影響をもろにかぶってしまっている企業が多いということだ。
しかも大型企業に対して中小型企業が対中関税のダメージを軽減させるためにできる戦略は少ないということも理由の一つとして挙げられている。

タイトルなし



またこれは個人的な意見になるがもう一つ要因として考えられることを挙げてみる。
しばし考えていたのだが、小型株投資というのは個別株チョイスは別としてインデックス投資においては景気の停滞期には構造的にパフォーマンスが悪くなる原因があるなと感じた。
中小型株というのは基本的には一部銘柄を除くと、その程度しか大きくなれなかった企業というのが大半だ。
それは下記営業利益率の比較を見ても確かだろう。
タイトルなし

だから景気が好調な時は、状態が悪いところから一気に業績が上昇するのでその期間はパフォーマンスが大型株と比べてすごく良いように見える。
しかし、景気好調時以外というのはそもそももう成長の限界点にきてしまった企業が大型株と比べて防御できる手段が限られていることから、大型株より劣後しやすい構造にあるのではないだろうか?
また、大型株は米国では情報技術セクターを中心にまだまだ成長できる企業があるということもあり、そういったバンバン成長できる企業が続々と中小型株指数から卒業してしまうということで、恒常的に中小型株指数には成長停滞企業が残る構造になってしまっているのではないかと感じる。
また利益率が微妙ということは米国企業お得意の自社株買いによるEPS押上げ効果というのも期待しづらいということもやはり足元でパフォーマンスが劣後している原因の一つだろう。

また米国もはっきりいうと大型銀行銘柄以外の中小型銀行というのは大して元気がない。
しかも利ザヤ低下懸念があるのであればなおさらであろう。