東証REIT指数、2100台に 約12年ぶり
<東証REIT指数のチャート>
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木曜日はさすがに国債金利低くなりすぎだろということで米国債中心に金利が反発し、同様に米国REITも値下がるという展開になった。
普通に考えれば米国REITが下がるんだからJREITも下がるだろうと考えるだろうが、ところがどっこいということで金曜日は金利高も無視しての大幅上昇になった。

このブログでは再三記載している通りJREITは日本国債の金利がなくなっていく中で、金融機関にとっては重要なインカムゲイン収入源であり、いずれかの段階で買わざるをえない展開に追い込まれるだろうと考えている。
しかし、現在はまだ継続的な買い手は中長期マネー運用メインの生保までであり、地銀はまだ十分なポートフォリオを構築できていないと以前のブログでは記述した。

<過去参考記事>

日銀考査で地銀がJREITの買いに出遅れているという噂


そしてその原因は日銀考査が邪魔しているというところまで推測している。そして地銀の中にはそこそこ利益が乗っかってきたということもあり、JREITベアファンドを買って実質的な一部利益確定を進めていた人達も相当いたはずだ。
しかしJREITが上昇していく中でおそらくだが、日経新聞でJREIT指数2100到達という記事が大きく出てしまったため、これも推測だが地銀などのお偉いさん方から「そういえば我が銀行のポジションはどうなっているんだね?」と聞かれた担当者が「はい、持っているポジションとベアファンドで両建てになっているので損益ゼロです」とか発言してしまい、お偉いさん方の逆鱗に触れてしまった可能性がある。

そしてその後待ち受けているのはベアファンドの解約指令であり、この2100の大台に乗ってからの初動上げはおそらく両建てになっているベアファンドの解約からスタートしているものと思われる。
だから金利が上がろうが下がろうが関係なく、売りポジションが解約されているわけだから上昇するわけだ。




一方で米国REITは買わざるをえないという人がいないので普通に金利が上昇すれば売りという自然な反応をしているのだと思う。
それにJREITは米国REITと比べても投資バリューがあることも前回ブログでは記載した。
このまま自分がターゲットとしている2200-2300まですんなり到達してしまうのかどうかじっくり観察していきたいと思う。
とりあえず2200-2300の間に到達するまではポジションの追加で問題ないだろう。
でも無限に上がるわけでもないので2300より上のムーンショットみたいな上昇は素直にポジションを利益確定してさっさと撤退したいと思っている 。