<マイクロソフトのチャート>
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ナスダックとか見ると、米国景気は安泰でIT銘柄も順調で、とにかく米国株はここから強気でよいという言説もちらほら見られる。
確かにマイクロソフトの決算は好調で、市場が始まるまでは時間外は上昇という形になった。
しかし、その後は結局引けは+0.15%とほぼフラットレベルまで下がってきた。
というよりも決算が好調で出来高が大量にできた挙句、大陰線引けているというのは大量に利益確定and売り浴びせしてきているプレーヤーがいるということを意味しており、株価の先行きとしてはかなり危険な雰囲気がする。
マイクロソフトの決算について好調なのは十分理解できるが、セルサイドからいわゆる褒めちぎるようなレポートしか出ていない。
セルサイドからケチがつけられるようなレポートが出るなら、まだ疑心暗鬼で買っていない投資家もいるだろうと想定できるのだが、セルサイドからはもうこれを買うしかないでしょうという万歳三唱レポートしかでてきていない。
そうなると、えーっとあと買っていない人はどなたがいらっしゃいますでしょうかとなるため、決算がいいから飛びつくというのは得てして愚策のようにも思える。

また、その脇でSAPが決算をミスったようで、株価は5%ほど下落している。
どうやらSAPのアジア部門が米中貿易摩擦の煽りを受けて顧客が発注を遅らせているようで、これが業績の下押し要因となっているようだ。
これを考えるとIT銘柄だからといってあまりにも高PER銘柄を信用していると痛い目を見るのではないかと思われる。
少なくとも米中貿易戦争は輸出入取引だけでなく、IT投資にまで影響が波及していることは間違いない。