(ただし、必ずしも移動平均線より上だから割高という判断はせず、そこにファンダメンタルズを織り交ぜながら強弱を考える)
安川電機はいわゆる工作機械・ロボット銘柄の決算の中で先陣を切って発表する銘柄なので市場参加者の注目度は高いが、決算内容は過去1年および過去3年より高い位置にいる株価を正当化できないということを意味しているようだ。
足元の様々な株は多分に米国の利下げ期待によってEPS動向に対して割高で推移してしまっている。
その中でもファンダメンタルズの方向性も加味するとだめだよねという銘柄は決算直前までなんだかんだで値を保つが、決算が出るとやっぱり駄目じゃんとなり売られるという方向性になりそうなのが、今回の安川電機の決算後の株価の動きに表れているような気がする。
受注自体は1Qは4Qより回復しているが、メキシコやら中国への関税引き上げどたばた騒ぎはこの後に起こっているので、やはり設備投資関連に足元期待するのは厳しいということではなかろうか。