Terror attack weighs on Sri Lanka’s economy

以前にブログで記載していたスリランカの爆破テロの影響について概ね影響範囲が特定できたようだ。

旅行客はおおよそ30%減少し、影響金額はおおよそ15億ドル。
スリランカのツアーリズムがGDPに占める割合は5%なので、5×0.3=1.5%ほどGDPに影響することが試算される。
経常赤字も単純に言えば対GDP比で1.5%赤字金額が増えることを意味している。
足元経常赤字は3%ぐらいなので、これが4.5%ぐらいになる。
しかも失う予定の金額はほぼ2016年にIMFから借り入れた金額とほぼ同じ金額失うことになる。
足元の外貨準備高は87億ドルぐらいなので、これもまんま15億ドル失うことはかなり手痛い。
経常赤字が対GDP比4.5%の赤字ということは900億ドル×4.5%=40憶ドルぐらいの赤字を埋めるぐらいの輸入減か輸出増か直接投資あるいは証券投資の増加がないと外貨準備高はすり減っていくままである。

しかし、手元で使える施策は正直いうと輸入減しかないだろうが、果たしてそれだけの痛みをスリランカは我慢することができるのだろうか?