Chinese industrial profits suffer sharpest contraction in a decade

中国の大手産業企業の1-2月の利益減少度合いは前年比14%だったと国家統計局が発表したようだ。
中でも減益幅が大きかったのは自動車セクターで、前年比42%だったようだ。

産業平均に対して3倍もの影響が出ているということだ。
つまり、景気循環株は全体平均に対して3倍のボラティリティを持つことを意味している。
ちなみに足元で上海総合指数は1月時点では前年比26%下落していたことから、14%分はEPS要因・12%はPER要因だったという分解ができるだろう。
足元は26%減から12%下落にまで回復している。
EPSはすぐには劇的には回復はしないので、PER12%分+αぐらいの回復をしたのかなという感触だ。

<上海総合指数のチャート>
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自動車株代表銘柄であるジーリーオートモービルは株価が1月時点で60%ぐらい減少していたのを見るとEPS42%、PER18%分という内訳になるかなというイメージだ。
足元では46%下落ぐらいにまで回復したので、やはりPER要因分だけ回復したのかなという印象だ。
ここからの上昇には金融緩和によるPER上昇および経済回復によるEPS増加期待が必要になる。

<ジーリーの株価チャート>
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