China banks face huge capital hole as stimulus spurs lending

中国の銀行は金融当局から「お前らシャドーバンクをオンバランスしろ」と命令されており、どうやら今後数年かけてバランスシートにオンバランスさせていかなければいけない状態になっている。

しかし、単にオンバランスさせただけではリスクウェイトアセットが激増してしまい、バーゼル3が定めている自己資本水準を守れないことがほぼ確実となっているようだ。
そのため、中国の銀行はリスクウェイトアセットの増加にあわせて、自己資本の拡充を行わなければいけない。その金額は2600億ドル(29兆円)にもおよぶ。株の増資、転換社債、Tier2劣後債、AT1債、優先株などで調達して回らなければいけない。

さて、ではこれらの自己資本拡充策に付き合ってくれるプレーヤーはいるのだろうか?個人的に考えられるのは、中国と台湾の生保だろう。
彼らはどうにかして利回りの高い資産はないかと血眼になって高利回り商品を探している。そんな人達にとって転換社債、劣後債、優先株の利回りは十分魅力的に見えるだろう。

もしそれでもお金が集めきられないようなら中国のSWFでまかなうしかないと思う。
いずれにしろ、今後中国の銀行の自己資本拡充策の進捗についてはしっかりモニターしたい。