初の社債発行相次ぐ 大塚HDやJR九州、低金利追い風
大企業で社債発行できるなら、銀行で借り入れるより長く、そして低金利で借りられる社債での調達の方が経済合理性が高い。

なぜ安く借りられるかというと日銀が社債オペをしてくれる上に、イールドカーブコントロール政策で意図的に10年までゼロあるいはマイナス金利になっているため、A格持っている企業なら5年までなら0.2%以下、10年でも0.4%以下で金を借りられる。
一方で、銀行のIR資料などを見ても、銀行から貸し出す際は満期が社債よりも短く、そして金利も高いことから、社債で借りて銀行借り入れを返すという動きが多くなってきている。
実はこれ自体が銀行の利ザヤに悪影響を与えている一因にもなっている。なかなか銀行の貸出利ザヤは改善しなさそうな雰囲気である。