海運3社 株価急落
海運3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)は苦境に陥っていたコンテナ船事業を統合させて、ONE(オーシャンネットワーク)を立ち上げた。
集約することによってコスト効率を改善させ、大型船も導入して勝っていくという青写真を描いていたんだと思う。
しかし、目標100億円程度の利益のところが、なんと670億円の赤字になるという全く統合効果ゼロの状態であることが発覚した。

これは各社が対等出資し、たすき掛け人事が行われたことにより、社内が単なる派閥抗争に陥っているのではないかということが容易に想像できる。
いわゆるたくさんの銀行がくっついてできあがったみずほ銀行をイメージしてもらえればわかりやすいと思う。
規制業種ならまだしも、全く規制なんてないに等しいボラティリティの高い業種で負け組連合作ったところで、どうやら全く意味がないというのが露見した。

しかも海運3社とも、いずれも他の事業も芳しくなく、損失を吸収するだけの余力があまり残っていない。
長期契約で固めている原油タンカー・ばら積み船はまだましだと思うけど、自動車船と日本郵船で運航が停止しているNCAの損失はほんとに危険だと思う。

リーマンショック以降何一ついいことのない海運業界だが、10年たった今も復活のきっかけさえ掴めていない・・・