石井独眼流実戦録―かぶと町攻防四十年
上記書籍は残念ながら絶版になっており、アマゾンの中古でも1万円を超える値段での出品しかないが、都心の図書館なら所蔵しているところもあるはずなので興味があるけど1万円を払うことができないという方は図書館巡りをしてもらいたい。
少なくともどんな所蔵もある国会図書館なら確実にあるので、本当に読みたいという方は国会図書館に行くべきだろう。
その中で相場の循環については論じているページがある。
文章をまるまる載せるのはだるいのでかいつまんで書くと、相場初期は定評がある優良大型銘柄から上昇を開始する。
相場中期になるとそれらと比べてやや不確実性が高いものの、将来性が高い銘柄が買われていく。
そして相場末期になっていくとなんでその銘柄が上がるのかと思われるような意味不明銘柄が上昇し、最後は相場が壊れると論じられている。
2020年3月から始まったのはナスダック大型銘柄のアウトパフォームからスタートした。
これはいわゆる優良銘柄の順当な上昇ということになる。
そこから大型優良銘柄と比べると確実性は薄いが将来期待の高い銘柄が6月頃から上昇し始めた。
これは主にARKシリーズの銘柄が該当するだろう。
そして時期がたつにつれわけのわからない株が上昇するようになった。
これはGMEやAMCなどのクソ銘柄の急上昇が挙げられるだろう。
ただ実際に難しいのは一体どの程度わけのわからない銘柄の上昇が続くかというのは予期しづらいということである。
より相場が馬鹿になっていくのには際限がないため、どの時点で手を引くべきかは毎回難しいものがある。
ただ相場サイクルが一巡すれば上昇する順番というのは上記記載の通り、まずは大型優良銘柄と相場初期から再開ということになる。
2月下旬に起こったグロース株の大幅調整は荒唐無稽なわけのわからない銘柄ほど下げ幅が大きかったことはこの石井独眼流実戦録に書かれている相場のサイクルが循環したことを意味する。
相場サイクルが一巡したということは再びまず上昇をし始めるのは荒唐無稽銘柄からではなく、大型優良株からとなる確率が高いということになる。
なのでこのブログでは繰り返し書いてある通り、当面は11-2月のような過激上昇していた相場のことは忘れて、利益成長している・売上成長している・名前が知られているという安全牌投資がしばらくは最もパフォーマンスが良い状態となるものと思われる。
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