後発薬に中国依存リスク 日医工、原材料滞り供給停止
それが見えてくれば少しは後発薬メーカーの株価についてもPERの底上げが見られるのではなかろうか?
ただし、まだ厚労省はこの方針をひっくり返す見込みがないというのであれば、まだまだこの安い水準の株価は続き、後発薬メーカーの株価は万年割安で永遠のバリュー株という称号を得ることになるかもしれない。
そう考えると後発薬メーカーの株を買うなら、厚労省の政策変更を見てからでも十分間に合うのではないだろうかとも思うわけで。
不得意なセクターなので見てなかったけどそういうことだったんですか。
ずっと日医工などの後発薬メーカーの株価がさっぱりだなとは思っていたが、不得意セクターということもあり特段調べず放置していたわけですが、この記事やツイッターなどのコメントを見て、あーそういうことねというのがやっと理解できた。
最大の問題は厚労省が設定する後発薬薬価が製造原価を割るレベルで低すぎるというところにある。
おそらくは国内メーカーからの原料調達ではこの厚労省の薬価では赤字になってしまうことから、安価な外国産原料調達を後発薬メーカー各社は進めていたと思われる。
しかし全員が同じことをやるため、過度に外国原料に依存する状態に陥ってしまい、いざそこが何かしらのトラブルで原料調達が止まると後発薬生産に大きな支障をきたすという事態が起こっているということだ。
<日医工の株価チャート>
日医工の株価チャートを見る限り、この問題自体はおそらく2016年頃あたりから認知されてきたと思われ、認知した人から順番に後発薬メーカーポジションを落としていったということが考えられる。加えて原料調達リスク分も株価ディスカウント要因になっているものと考えられる。
そりゃ意図的に国から利益率圧迫受けるような状況が続くようでは株価も2016年から半値になりますわなと納得。
単純にEPSだけでなく、PERも利益が伸びないことがわかってしまった日にはPER30倍なんて投資家が払うわけもなく、10倍がせいぜいだなということで足元でPERは利益が全く伸びないことが前提の水準まで下落している。
ただ、まったくそういった事情を知らない自分でさえこの問題について把握しているとなれば、厚労省も問題と考えて後発薬については薬価引き上げ改定について取り組む姿勢が出てくるかもしれない。おそらくは国内メーカーからの原料調達ではこの厚労省の薬価では赤字になってしまうことから、安価な外国産原料調達を後発薬メーカー各社は進めていたと思われる。
しかし全員が同じことをやるため、過度に外国原料に依存する状態に陥ってしまい、いざそこが何かしらのトラブルで原料調達が止まると後発薬生産に大きな支障をきたすという事態が起こっているということだ。
<日医工の株価チャート>
日医工の株価チャートを見る限り、この問題自体はおそらく2016年頃あたりから認知されてきたと思われ、認知した人から順番に後発薬メーカーポジションを落としていったということが考えられる。加えて原料調達リスク分も株価ディスカウント要因になっているものと考えられる。
そりゃ意図的に国から利益率圧迫受けるような状況が続くようでは株価も2016年から半値になりますわなと納得。
単純にEPSだけでなく、PERも利益が伸びないことがわかってしまった日にはPER30倍なんて投資家が払うわけもなく、10倍がせいぜいだなということで足元でPERは利益が全く伸びないことが前提の水準まで下落している。
それが見えてくれば少しは後発薬メーカーの株価についてもPERの底上げが見られるのではなかろうか?
ただし、まだ厚労省はこの方針をひっくり返す見込みがないというのであれば、まだまだこの安い水準の株価は続き、後発薬メーカーの株価は万年割安で永遠のバリュー株という称号を得ることになるかもしれない。
そう考えると後発薬メーカーの株を買うなら、厚労省の政策変更を見てからでも十分間に合うのではないだろうかとも思うわけで。