村越誠の投資資本主義

グローバルな情報をもとに投資資産を積んでいく慎重派投資家

2019年04月

サービスの値段は世界的に変動制になっていく

公共交通に変動運賃
個人的には様々なサービスの値段はイールドマネジメントの進化に伴い、変動制を採用してくるところは増加していくと踏んでいる。
特に昔からイールドマネジメントという観点に熱心な米国がこの流れに乗ろうという動きが強い。

イールドマネジメントとは需要が供給を上回っているときは値段を高くして一人当たり利益を最大化しながら需要の取りこぼしがないように調整していき、逆に需要が供給を下回る局面では値段を安くして、稼働率を上げながらロスを減らす。
またこれをやることにより稼働率の平準化が行えることができ、効率を上げることができるという戦略だ。
今までは大きな季節性が確認できていた航空業界とホテル業界ぐらいしかイールドマネジメントは難しかった。しかし情報技術とビッグデータ処理の進化でこれが大抵の規模の業界に適用できるようなコストレベルになった。
最近では米国マクドナルドでこの値段変動制が上手くいくかどうか実験もしているようだ。
この流れは今後どんどん拡大していくと個人的には感じている。
その方が特に稼働率や客の取りこぼしについて非効率が大きい飲食店にとってメリットがあるからだ。 

ボーイング737Maxの影響が広がり始めている。

Airlines face profit hit over Boeing 737 Max grounding

ボーイング737Maxの問題はまだ長引いており、未だ飛べない状態にある。
これによりボーイング以外にも業績に影響が出てくる可能性が浮上してきた。

1、キャリア事態が機材繰りに支障が出始めており、代替機の獲得など余計なコストが生じている 
2、デリバリーを遅らせるところも出てきていることから、場合によっては航空機リース会社とかにも影響が出る可能性 
3、ボーイングの下請け会社も今のところはまだ製造を続けていることから影響はそこまででもないが、あまりにも長引くと在庫があぶれるので生産停止に陥ってしまう。

これらを鑑みると、航空関連は次の決算をミスする可能性が高いというのを念頭に置いておいたほうが良いと思う。

 

中国天津省傘下のLGFVが本当にデフォルトしそう

いよいよ中国のLGFVで大型デフォルトが迫りつつあるのかもしれない。
以前ブログで記載した天津省傘下のLGFV、TEWOOグループのフィッチの格付けがBBBーからB-へ一気に6ノッチダウングレードされ、かつネガティブがふられている。
個人的な感覚ではBフラット格まではいわゆる自力でぎりぎり立っている会社と評価するが、B-というのは自力で立てておらず、もういつ死んでもおかしくないといったネームになる。
つまりこの格下げはTEWOOグループは以前から問題になっている債務整理の交渉がなにも進んでいないということを意味している。

<過去記事参考>

天津省傘下のLGFVにデフォルトの危機が迫る


ここがデフォルトした場合に影響度はどれぐらいあるのかわからないが、中国市場を見るうえでは絶対に見ておかなければいけない事項だと思う。 
あとはフィッチは手数料欲しさに中国のLGFVにてきとーな格付け付与するのはいい加減やめてほしいところである。

中国株の危うい信用取引残高の増加と株価下落

少し中国株は嫌な雰囲気がしてきた。
今までは信用取引の増加とともに株価もそれに比例して上昇してきた。

<中国信用取引量統計>
中国株日次信用取引量

しかし、足元ではまだ信用取引の買いは増加しているはずなのに、株価は一向に伸びなくなっている。
というよりも足元は下落し始めている。
このまま信用取引の買いが積み重なると、買いに回ってた人達が相場が上昇しないことに気づいて売りに回られてしまう。

そうなると中国本土株は平気で他の市場の2-3倍のボラティリティが出るので想像よりもワイド目の下落幅が出ると考えて相場に取り組む必要があると思う。
いずれにしろ一本調子で上昇してきた相場に一旦は限界点がきていることは間違いないだろう。
下落した場合の目安は上海総合株価指数で2800ぐらいまでは見ておきたいと考えている。

<上海総合指数のチャート>
タイトルなし

なぜ日本でハイイールド社債市場は育たないのか

低格付け債に熱視線
よく日本でも米国と同様なハイイールド社債市場の育成というのを時々耳にするが、現状具現化しそうな雰囲気はない。
この前アイフルがジャンク級ながら1.5%のクーポンで50億円調達したと話題になったが、後が続く気配がない。
その背景はなんだろうか?

現在日本の銀行は大量に預金を余らせている。
預金と貸出金の比率であるいわゆる預貸比率は60%とどの先進国よりも低い。
これが意味することは、どこの銀行も血眼になって貸出先を探しているのだ。
だからハイイールドな社債で調達しようとする上場会社に対しては、よっぽど財務内容が悪くなければいくらでもそれよりも低い金利で貸しますよと応じるだろう。

またハイイールド社債市場の供給側も想定が難しい。
日本でジャンク級ながら大量の資金需要が必要で、かつ銀行ではそれが引き受けられないといった上場会社というのが頭に浮かんでこない。
大量に資金が必要で、過払い金問題などで銀行からの借り入れがしにくいであろうアイフルでさえ50億円調達でよいのだ。

特に借金嫌いの日本人気質を考えると後先考えずに大量に資金を社債で借りるプレーヤーというのが想定しずらく、これがまたハイイールド社債市場がなかなか立ち上がらない大きな原因だと思われる。

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村越誠

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